大切な4日

 

セミナーに出席して沢山の事を学んでも、職場に変えると元のままの自分にあっさり戻ってしまう。

 

せっかく学んだ事もすぐに忘れてしまうと悩む方もいると思いますが、人間の習慣は、そう簡単に変えられるものではありません。

 

脳は、基本的に前日までの記憶に基づいて今の行動を決めているので、新しい事を取り入れられたとしても、せいぜい1つなのです。

 

セミナーの中から1つだけやる事を選んで、残りは実行に移そうとしない事が大切なのです。

 

そのセミナーで紹介されたいくつかの行動は、すべて関連があるはずです。

 

1つ取り入れられれば、自然と他の行動も実現できていくので、1つに絞った方がセミナーの内容を実生活に反映させる事ができます。

 

行動を1つに絞ったら、その行動は、最低4日は継続するようにして下さい。

 

私達の体に備わっている時計遺伝子が刻む正体リズムの中には、「3・5日リズム」というものがあります。

 

3・5日を境に、覚えた動作を習得して刺激に慣れるので、そのあたりで新しい刺激が欲しくなるのです。

 

これは、三日坊主のメカニズムです。

 

という事は、3・5日の壁を突破して、4日続ける事ができれば、その行動を習慣にする事ができます。

 

4日間連続してできればいいですが、臨床的には、連続でなくても1週間(7日)のうち4日実行できれば、その患者さんの行動は変わり、問題を解決するためにチャレンジした行動は習慣化されます。

 

体のリズムは多い方に同調するので、理想的な行動の割合を増やしていけば、他の時間も同調して自然とその行動をするようになります。

 

1つだけ選んで4日だけ続ける。

 

これを常に意識していれば、有益な情報に出会う度に、自分の日常をレベルアップさせていく事ができます。

 

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