人生の正解は、意外なところにあります。
お金を稼ぐという面で考えても、他人の為に手を貸す、何かを与えるという考え方は効果的です。
自分がまずお金を稼ぐというよりも、「人に与えなさい、稼がせなさい」と考えるほうが正解なのです。
これにはきちんとした仕組みがあるのですが、「人に与える人」とは、自分の持つ資源を与えて、相手の社会的な価値、人間的な価値を上げてくれる人で、決して自分中心ではなく、視線がいつも他人に向けられていますから、人に好かれます。
しかも、好かれるだけでなく、その人の恩恵にあずかった人達から返報がなされます。
返報とは、恩返しといってもいい心理です。
ただ、この返報のルールを説明した時、必ず返される言葉が、「私には、人に与える情報も、お金も、何もない」です。
何も持っていないから、他人に施しをする事ができないというのです。
私は、お金、スキル、人脈、時間の4つを重要な資源と考えていますが、お金やスキルといったものがなくとも、自分なりの人脈を使って、他人の悩みや問題の解決の為に、誰かにつないであげる事も、大きな価値を相手に与える事になると思います。
また、時間という資源は、すべての人が平等に持っています。
この資源を有効に使う手もあります。
例えば、時間のかかっている作業に上司が取り組んでいる時、それを引き受けてしまうのです。
そうすれば、上司は厄介な仕事から解放され、自分の時間が増える事になります。
相手は喜んでくれるでしょうし、返報の心理も生まれる事だと思います。
こうした事は、そのつもりで周りの見渡せば沢山ある事に気付くはずです。
これは自分の時間を使うだけで、人の役に立つのです。
ですから、どんな人にも、そしてあなたにも「資源がある」のです。
そして1番大切な事は、あなたが誰かの役に立つ事をして、その対価としてお金を差し出されたら、「受け取る」事です。
ありがとうございます、といって頂かなくてはなりません。
そうしなければ、あなたは単なる「いい人」で終わってしまい、お金は貯まらないばかりか、他のお金も入って来なくなります。
これもお金の真理です。