いい人でいたい人は、人から嫌われるのを恐れ、言いたい事が言えません。
例えば、自分を抑えて我慢し、相手に合わせようとします。
お願いされたら断る事もできません。
「お先に失礼します」が言えません。
会議で自分の意見を発言できません。
他人にお願いできず1人で抱え込んでしまいます。
一方で、そんな事を気にする事なく、自分の事を嫌う人がいても、幸せに生きている人は沢山います。
そこから考えると、人から嫌われる事そのものが問題なのではなく、「嫌われるという状態」を本人がどう捉えるかという問題のようです。
つまり、人から嫌われている事に対して、「大した事がない」と捉える人と、「恐怖である」と捉える人がいるという事です。
嫌われる事が怖いという人は、嫌われる事によって困る事は何か、嫌われる事による被害は一体何なのか、についてよく考えてみると良いと思います。
その上で、人から好かれようと努力する事によって得られるメリット、デメリットを比較してみるのです。
嫌われる事によって困る事は何でしょうか?
おそらく、関係がぎくしゃくして気まずい事が挙げられると思います。
しかし、例えば職場では結果を出す事が求められていて、あなたが採用されたのも、それを期待されての事ですから、仮に職場で周囲から嫌われていても好かれていても、結果を出せば済む事です。
職場の人間関係は、結果が出て儲かっている時の方が良好です。
皆さんがチームや組織や会社の業績に貢献していれば、あなたの事を「いけ好かない」と思う人がいても、問題はありません。
むしろ、あなたを頼もしい存在だと感じてる人もいるはずで、全員から嫌われるという状況の方が考えにくいと思います。
確かに、嫌われなければ敵をつくることもありません。
敵をつくらなければ攻撃される事もなく、平穏な生活を送る事ができます。
これはほとんどの人にとっては大切な事であり、嫌われないメリットでもあります。
ただし、皆さんの事を悪く言う人は、たいせいくだらない存在です。
成熟した大人であれば、ネチネチと他人を攻撃する幼稚な精神性を持っていません。
まともな人間は、そんな時間すらもったいないと感じます。
なので、皆さんを悪く言う人は、成功しない人間であり、皆さんの人生には不要な存在です。
なので、皆さんもそういう人には近付かないようにするか単に無視する事をお勧めします。