奇跡的なアイデア

 

意外に思われるかもしれませんが、深く思考する時間も大切ですが何も考えない時間も同じくらい大切です。

 

正確には何も考えない事は極めて難しく、睡眠中でさえも脳は夢という形で過去の記憶の編集作業をしているのです。

 

脳は休むことなく常に働き続けているという事です。

 

自然に委ねてぼーっとしたまま心地よい時間を堪能するという事は、脳のマッサージをしているような感覚です。

 

更に、驚くべき事に、こうたぼーっとしている時間には水回りと同様にアイデアが授かりやすい事があるそうです。

 

これはどういうことかと言えば、アイデアというのは知恵を絞ってウンウンうなっている間は授かりにくく、アイデアに対する執着がふと消えた瞬間に授かるという事です。

 

つまり、普段から頭を使って考え抜いていると、思考を緩めてリラックスした瞬間にアイデアが降りてくるという訳です。

 

例えば参考書や問題集とにらめっこしながら勉強ばかりしていてもなかなか解けなかったり憶えられなかったりした内容が、ぼーっとしてリラックスしている間にふと謎が解けたり理解が深まって憶えられたりした経験はありませんか?

 

あるいは職場の人間関係やノルマが達成できていないためにずっと悩み続けていたけれど、ふと悩み続けるのをやめた瞬間に画期的な解決策をひらめいた事はないでしょうか?

 

いずれも真剣に考え抜き、真剣に悩み抜いた結果、ふと執着を手放した瞬間に奇跡は起こったのです。

 

もしかしたらスーパーコンピューターやAI(人工知能)により、もうすぐ科学的にこうした奇跡の起こし方の謎が解き明かされるかもしれません。

 

しかし謎が解き明かされる前に皆さんには奇跡を起こしてもらい、画期的なアイデアを授かって幸せになってほしいと思っています。

 

その為には振り子の法則を覚えて頂くといいかもしれません。

 

振り子というのは一方に極限まで傾くと、次の瞬間もう片方に向かって動きます。

 

つまり宇宙も我々の人生もこれと同じで、バランスが大切だという事です。

 

偏り過ぎてはいけないのがとりあえず一方に注力する事が不可欠であり、「そろそろ限界かな」と感じたら今度は逆の方向に発想や行動を転換するのです。

 

深い思考を極限までしたら、今度はぼーっとする事によって奇跡的なアイデアを授かるという仕組みがこの宇宙にはあるのではないでしょうか?

 

なので、皆さんも一度執着を手放して、奇跡的なアイデアを生み出してみて下さい。

 

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