奉仕の精神が身についている人は、「目の前にいる人が笑顔になると、自分も幸せな気持ちになれる」事を良く知っています。
どんなに大変なお手伝いを無償でやっても、自分自身が幸せな気持ちになれるから、そう行動するのです。
しかしここで覚えておくべき大切なポイントがあります。
それは、「相手の幸せの為に、自分の幸せを犠牲にしてはいけない」という事です。
想像してみて下さい。
例えば、ボランティア活動に参加するために、家族や職場の同僚をほったらかしにしてしまったとしたらどうでしょうか?
誰かを助けるために、大切な人や、自分自身の生活を犠牲にしてしまっては、本末転倒です。
自分の幸せと他人の幸せは表裏一体です。
片方だけでは成り立ちません。
自分の事を考えるのはけっして悪い事ではありません。
自分の事「だけ」しか考えないからよくないのです。
本当に人の為になる事は、必ず自分自身も幸せにしてくれます。
そして、本当の意味で自分の為に生きる事ができた時、それは人をも幸せにする生き方に繋がっていく事を一流の人は良く知っているのです。
人は誰もが、自分の心の眼鏡を通して世界を見ています。
そして、その眼鏡のレンズには、その人なりの色がついています。
こころの眼鏡レンズには、物事を楽観的に捉える「楽観レンズ」と、悲観的に捉える「悲観レンズ」の2つがあります。
一流の人は、楽観レンズの入った眼鏡をかけています。
そしてそのレンズの度が強ければ強いほど、起こる事すべてが輝いて見えます。
2流の人は、悲観レンズの入った眼鏡をかけています。
そしてそのレンズの度が強ければ強いほど、あらゆる事をマイナス方向に捉えてしまいます。
一流の人は、どんなピンチの時でも光明を見つける事ができます。
また、苦しい状況でも「いい経験をさせてもらっている」と、その状況を楽しむ事ができます。
逆に、二流の人は、普通の人が受け流してしまうような事まで深刻に捉え、クヨクヨと悩んでしまうのです。
とはいえ、自分の変えているレンズを変える事はそれほど簡単な事ではありません。
まずは、自分がどんなレンズの眼鏡をかけているのかを認識する事から始めて下さい。
そして、もし自分が「悲観レンズの眼鏡をかけているな」と思ったら、意識的に物事を楽観視してみて下さい。
物事を楽観視する努力をする事は、皆さんの心を磨き、よりよい生き方に繋がるのです。