人に頼る

 

やる気や責任感があって前向きな人ほど、つい自分が前面に出て物事を進めようとしてしまいがちです。

 

しかし、それでは自分が疲れてしまうだけではなく、気が付くと一緒にやっていたはずの仲間がシラケてしまう事態にもなりかねません。

 

実は、実力がある一流の人ほど、周りの人に仕事のチャンスの場を割り振る事で、自己肯定感をプレゼントしています。

 

「自分が、自分が」ではなく、「彼のおかげで」と、周りの人を立てるよう常に意識しているのです。

 

もしかすると、皆さんは「人に頼る」事に抵抗があるのかもしれません。

 

そんな時は、「人に頼る」のではなく、「人を活かす」と考えればいいのです。

 

皆さんが仕事を独り占めするのではなく、周りの人達を活かそうとする事は、彼らにとって「活躍の機会を与えられる」事になります。

 

言わば、「チャンスを渡す」事ですから、おたがいにとってメリットがある事なのです。

 

一流の人は、周りの人を輝かせるステージメーカーの役割をさらっとこなす事ができるのです。

 

この世には、絶対に逃げる事の出来ない天の摂理があります。

 

それは自然です。

 

意図的に大きくしたものは、すぐに壊れますが、周りの人やお客さんを大切にしていけば、自然、つまり天が味方して、皆さんの組織は継続的に繁栄していきます。

 

どんな時代であれ、変わらずに人がついてくるリーダーの条件、それは、「行動のベースが愛に基づいているか?」という事です。

 

リーダーという仕事は貴重です。

 

考えなければいけない事は山ほどあるし、部下が成長するまでは、日々頭を悩ませる事だと思います。

 

そして、人の評価はリーダーに向かいます。

 

これはあなただけに限った事ではありません。

 

いつの時代もリーダーたちは、悩みやプレッシャーと向き合い、ギリギリの心理状態の中で、仲間を守り、生きてきたのです。

 

リーダーにとっての最高の報酬。

 

それは名誉や勲章などではなく、「あなたの元で働けて良かった。あなたの会社があって良かった」と言ってくれるスタッフやお客さんの笑顔です。

 

近道などありません。

 

しっかりと王道を歩いて下さい。

 

この世に、愛を持ったリーダーより強いものはないのです。

 

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