「やればできる」という言葉は励みにもなりますが、一方でその言葉に苦しめられた経験、ありませんか?
なんでもかんでも「頑張ります!」という人が沢山いると思います。
その中でも失敗ばかりしてしまう人もいると思います。
もちろん、頑張っているのはわかります。
しかし、「やればできる」「頑張れば必ずうまくいく」という言葉がむなしいほど、現状それがうまくいかず、空回りしているようにさえ映ります。
このまま失敗ばかり重ねていけば自信をなくし、負のスパイラスに陥りかねません。
頑張っているけれどうまくいかず、自身をなくしている人、少ないのではないでしょうか?
「引きずる人」は、やればできる方法にしか目が行かないのです。
一方、「跳ね返す人」は、やめればできるようになる事がある、という事を知っています。
頑張る事は必要な事です。
しかし、そこに任せて勝負するよりも、失敗した原因として、何か無駄な事をやっていなかったかを考えるようになってからの方が、面白いようにうまくいくと思います。
これは何にでも言えると思います。
初めて自転車を運転した時の事、覚えていますか?
自転車をまっすぐ走らせれなかった理由は、ハンドルを持つ手に無駄な力が入り過ぎているからだったりします。
このように、自分が失敗した時には行動を振り返り、自分では無駄な事を見つけ出して評価する事も、ちょっとした1つの方法です。
「跳ね返す人」は、さらにやらない方法を考えるために、まず、できるようになるまでの時間や手間を考えます。
そして自分の今ある能力と経験を踏まえて、いわば「やりくり上手」になるように心がけているのです。
更に、何ごとも「たられば」などを口にして、解決策が見つからないまま延々と悩んでしまっては時間がもったいない事を知っています。
つまり、思考のループに陥ってしまわないための考えを組み立てているのです。
今の自分ではできない事を素直に受け入れ、人の知恵や力を借りる事。
いつかどうにかできるようになる事であっても、今の自分にはどうにもならない事なら、悩んで足踏みしている時間こそ、何より無駄とストレスになるのだと、気持ちを切り替えてしまうのです。
なので、やればできるよりも、やらない方法を考えるために、無駄な事を「やめればできる」という事も考えてみて下さい。