仕事のやり方を知っているだけで、「仕事を知っている」と宣言してしまうのは恥ずかしいことです。
結果の出し方を知ってこそ、堂々と「仕事を知っている」と言えます。
本当に仕事ができる人は、一度だけの成功で終わりません。
成功を継続できることが、仕事ができる人、真の成功者の証だといえます。
誰でも、偶然、成功することはあります。
しかし、偶然の成功は一度きりで終わってしまいます。
では成功を継続させられる人は、そうでない人と比べて何が違うのでしょうか。
両者の違いは、「いつ頑張るか」です。
成功を継続させられる人は、スタート前に頑張ります。
準備に全身全霊を込めて、本番はリラックスして流すのです。
準備こそが真の本番であり、本番は次の準備なのです。
だから、淡々と結果を出し続けることができます。
それに対して成功が続かない人は、本番がスタートしてから頑張ります。
準備不足だから、本番での頑張りでその埋め合わせをしようとするのです。
準備は所詮準備だと適当に流し、本番になると焦って一発逆転を狙います。
だから、実力以上の力を発揮しようとして本番は緊張してしまい失敗するのです。
こうして仕事の結果はスタート前に、既に決まっているのです。
頑張るべき時は、準備期間であって、本番ではありません。
本番は頑張るものではなく、楽しむものです。
ボディビルの競技も、トレーニングや食事管理でひたすら筋肉を大きく発達させて比べ合いますが、追い込み不足の選手がいくら大会の本番でポージングに気合を入れようと、極限まで追い込んだ選手には勝てません。
当日は、普段の努力量がそのまま順位に反映されるのを確認するだけです。
仕事も基本的にこれと同じです。
上司に言われる前にやっておく、翌年の仕事はできる範囲全て前年の内に終わらせておくなど、仕事で結果を出す方法を身につけて下さい。
そうなって初めて、「仕事を知っている」ことになります。
成功を継続させられる人は、「よーいドン!」の合図と同時に、既にゴールのテープを切っているのです。
「優秀な人だから実現できる」と思う人がいるかもしれません。
しかし、不器用な人こそ、前倒し作戦をしないと生き残る道がないのです。
成功している人達全員が優秀な人ではありません。
不器用な成功者は沢山います。
不器用だからこそ、先読みして、スタート前の準備をするのです。
スタート前の準備を心がけて、成功を継続させられる人になって下さい。