教わって結果を出すために、一流は急いで、二流は焦ります。
「焦る」は、結果が出るまでに時間の短い事を慌ててする事です。
「急ぐ」は、結果が出るまでに時間がかかる事を優先する事です。
結果を欲しがる人は、すぐに成果が出る事ばかりします。
成果が出るまでに10年かかる事と、成果が3日で出る事がある時に、いつも3日で成果が出る事ばかり選ぶのです。
その人は、いつまで経っても成長がありません。
一生かかっても、なかなか結果にはたどり着けないのです。
教わる時には、時間がかかる事から教わります。
一流は、結果が出るまで時間がかかる事を早く始めるのです。
プロに「こうしなさい」と教わった時に、「それをしたら、本当にいい結果に繋がりますか」と聞く人は、二流です。
「証拠はありますか」「何%の確率で成功しますか」と聞いてしまうのが、二流です。
一流は、そんな事は確認しません。
確認しなくても信じられるプロに教わっているからです。
「この人はプロとしてすごい」というリスペクトがあれば、エビデンス(根拠)は必要ありません。
心の中で「この人はどうなのかな」と思っている人は、相手に対する信頼がないので、つい色々確認してしまうのです。
何かをアドバイスした時に「え、ほんとですか」と返されたら、「じゃ、信じられる人に聞いて下さい」と言いたくなると思います。
友達同士のやり取りなら、「ホントに?」は変な相づちではありません。
プロに対して、「ホントですか」「根拠はありますか」と問う人は、教えてもらえなくなるのです。
教える側ががっかりしてしまいます。
「あの人は教えてもらえて、私は教えてもらえない」というのは、「ホントですか」と聞いているからかもしれません。
教える人には、「あいつに教えても、いつも『ホントですか』と言うからね」と呆れられています。
占い師さんに言われたことに対して「ホントですか」と返すと、「じゃ、よその占い師さんのところに行きなさい」と言われます。
「ホントですか」と言う人は、時間とお金の無駄遣いをしているのです。