二流は、ネットで何かを調べると、「なるほど、わかりました」で終わります。
これは、それほど好奇心が強いとは思えません。
本当の好奇心は、知ると、もっと知りたくなるのです。
ネットで質問して、答えが返ってきて、「ありがとうございました。ベストアンサーはこれです」で終わる事はあり得ません。
答えが分かって、「はい、納得」で終わるのは、もともとそれほど知りたかったのではなく、必要だったから調べたのです。
例えば、お店の電話番号を知りたいと思って調べる時は、電話番号がわかればそれで終わりです。
ところが、「この漢字の読み方を知りたい」という好奇心で辞書を引くと、「訓読みは、こういう読み方があるんだ。隣の字は何?」と、勉強から抜け出せなくなるほど興味の奥行きは深いところへ入っていきます。
一問一答で終わるものは、好奇心とは言わないのです。
二流は、「私、好奇心が強い人だから」と、次から次へと新しい習い事を始めます。
これは、好奇心が強いとは言いません。
好奇心が強い人は、1つの事を続けます。
「勉強がなかなか続かないんです」「仕事がなかなか続かないんです」と言う人がいます。
「仕事を続けるコツはなんですか」と聞く人は、その発想が違います。
「仕事」は「続ける事」を察すので、言葉が重視しています。
仕事を続けるのではありません。
続ける事が、仕事です。
「仕事が続かない」と言う人は、仕事をしていないという事です。
「いろんな仕事をしたんですけど、どれもなかなか続かなくて」と言う人は、1つも仕事をしていないという事です。
仕事の定義が違うのです。
「勉強が続かない」というのも変だと思います。
続ける事が、勉強です。
勉強している人は、ただコツコツ続けているのです。
本人は、勉強を続けているという意識がありません。
続けているだけの事が、仕事や勉強だったりするのです。
女子高生は「恋愛が続かないんです」と言います。
中には、「最長3日」「最短2時間」という女子高生もいると思います。
「最長3日」「最短2時間」を恋愛に入れるのはおかしいと思います。
続けるのが恋愛です。
続ける事で夫婦になるのです。
1日しかない関係は、夫婦とは言いません。
仕事も同じです。
1つの事を続けるのが一流なのです。