シミュレーション

 

不安を感じる時は、できるだけ早く不安を解消したいものです。

 

すぐに行動できる人は、不安を先送りせずに、今すぐ潰していきます。

 

「受注ができなかったらどうしよう・・・」

 

「提案が却下されたらどうしよう・・・」

 

それだけ心配ならば、「悲惨な結末を迎えたら実際にはどうなるのか」を1度じっくり考えてみる事をお勧めします。

 

シミュレーションをしてみるのです。

 

まず、「最悪の展開」を想像してみて下さい。

 

受注できなかったらその後どうなるか。

 

それまでの提案の時間は無駄になるかもしれません。

 

上司もがっかりするかもしれません。

 

予算達成が難しくなり、挽回策を考えないといけません。

 

更に、予算未達成で終わったとしたらどうなるか。

 

成績の査定に響いて、ボーナスが少なくなるかもしれません。

 

このように、とことん悪い方向に進むとしたらどんな展開になるのか味わってみましょう。

 

とことんわじわってみると、「そうは言っても、そこまで悪い事ばかり続くわけがないだろう」という気持ちが湧きおこってくるはずです。

 

そうしたら、声を出しながら伸びなどをして、気分を切り替えて下さい。

 

次に、「最高の展開」を想像してみて下さい。

 

受注できた場合、とことん良い事ばかり起こったらどんな展開になるのか味わってみます。

 

受注して、納期も間に合い、更に追加注文も入り、更には新規案件も担当する事になり、半期成績の査定も良く、ボーナスも金額が大幅にアップする。

 

昇進・昇格にも繋がり、順風満帆。

 

これもとことん味わってみると、「そうは言っても、そこまで都合よくは行かないだろう」という気持ちになると思います。

 

それを感じたら、また伸びをして気分を切り替えます。

 

そうしたら最後に、「挽回策」を想像してみて下さい。

 

現実的にどうなる可能性が高いのか、何が分岐点になるのか、もしも最初の分岐点で注文を取れなかった場合はどんな挽回策があるだろうか、など2の手、3の手も含めたシミュレーションをしてみて下さい。

 

1つのシミュレーションごとに、「気分を切り替える」のがポイントです。

 

悲観的な展開をとことん想像する。

 

気分を切り替える。

 

そして楽観的な展開をとことん想像する。

 

このように毎回気分を切り替えてシミュレーションしてみて下さい。

 

気分を切り替えるために、大きな声を出して伸びをしたり、立ち上がって少し歩き回ったりする事をお勧めします。

 

考えるだけで行動しないと不安が生じます。

 

行動し、自分と環境を変えていくと、すでに不安となっていた状況が変わります。

 

新しい自分と環境においては、新しい課題が現れるので、元の不安は解消されます。

 

新しい課題に対して、行動していけば、不安に陥って悩む事もありません。

 

不安の解決には、行動する事が1番なのです。

 

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