モチベーションの意味

 

モチベーションは、よく次のような形で耳にします。

 

「部長にあんな事を言われたら、モチベーション下がるよね」

 

「給料こんな下がると、モチベーションも下がるよ」

 

日本では「モチベーション」という言葉は、他人によって左右されるものというニュアンスで使われる傾向があります。

 

しかし、モチベーションの本来の意味は、「行動の理由・目的・原因」、あるいは「やる気の素」です。

 

人の行動を「動機づけるもの」という意味です。

 

先のセリフで言えば、本当に下がったのは「モチベーション」ではなく、「やる気」といった方が正解です。

 

「モチベーション」という言葉を使うと、自分の「やる気」が下がった事を曖昧にしてしまうので要注意です。

 

むしろ、潔く「やる気がなくなった」と認めて、ならばどうしようかと考えた方が賢明です。

 

ここでお伝えしたいのは、「やる気の素」を決めるのは自分次第です。

 

「やる気」を出すかどうかも自分次第だという事です。

 

他人の言葉や環境によって「やる気」が上がったり下がったりするのは事実でも、それに流されず、自分の「やる気の素」をしっかりと見つめ、自ら「やる気」を奮い立たせる事が重要なのです。

 

10秒で結果を出す人は、モチベーションとは「やる気の素」だと理解しています。

 

そして、「外発的モチベーション」よりも「内発的モチベーション」に従って自律的に行動します。

 

「やる気の素」である「譲れない価値観」と「心躍る未来像」を常に明確にし、自分のやる気はコントロールできるという事も知っています。

 

なので、「モチベーション」を他人のせいにしません。

 

「やる気」を出したければ出し、すべき事には、自分の「譲れない価値観」に照らして「やる気」の出るアプローチを探します。

 

例えば、雑務と思えるような仕事を与えられた場合、「勝負となると燃える」という方は、ライバルを設定したり、完了時刻の目標を設定して、それまでにできるかのタイムトライアルにしてしまったりする事で、「やる気」が出てきます。

 

人とのコミュニケーションや人間関係が楽しいとやる気になる人は、その雑務と思える業務で会話を楽しみながらやってもいいですし、それを片付ける事で助かる人の喜ぶ姿を想像しながらやれば、張り合いが出てくると思います。

 

自分の「やる気の素」を理解していれば、どんな仕事であっても、ワクワクしたり、楽しめたりするのです。

 

タイトルとURLをコピーしました