「将来こうしたい」とか「こうしたい」と他の人が夢を語り始めると、「そんなの無理だよ」とか「現実見ろよ」などとついつい否定してしまったり、からかったりしてしまう事はありませんか？
実はそんな時は要注意です。
他人の夢を否定するエネルギーは、あなた自身の夢をも否定してしまいます。
夢とは、思いです。
思いが無ければ、どんな商品もどんな建物もつくる事ができません。
人間の思いなどなくとも育つのは自然のみです。
人間のやる事はすべて思いから始まります。
他人から見てどんなにおかしな夢であろうと、本人にとっては、とても大事な価値観が含まれているのです。
実現不可能な夢を語ったとしても、だから、夢を語っている時点では、実現する可能性を理由に否定する必要などないのです。
人生を変える人は、その事を理解しているので、他人の夢を一緒になって楽しく聞く事ができます。
それが実現したら、その本人にとってどんなに素晴らしいのだろう。
そう思いながら聞いていると、自分もワクワクしてきます。
もちろん、あなたに他人の夢を実現する責任はありません。
あなたにその夢を実現せよと言われているわけではないのですから、他人の夢からあなたの栄養になるものを引き出してみるのが良いと思います。
例えば他人の夢から学べる事もあると思います。
夢には他人の思考パターンや価値観が濃厚に含まれています。
それらを取り入れてみると、思いもしなかった発想が生まれる事もあります。
また、その人が実現したいというエネルギーを吸収しても良いと思います。
そんなに強い思いを持って活動しているのか、と感心し、心を重ね合わせてみた時、あなた自身の夢に対する思いも強化されるに違いありません。
あいつがあんなにやっているなら、俺だって！という気持ちになるのです。
更に、あなた自身の夢の実現と、その人の夢の実現がコラボレーションするとしたらどんなだろうかと一緒に想像してみて下さい。
意外に、お互い協力し合ったら、互いに早く実現できる蜜筋が見えてくるかもしれません。
夢とは、未来における可能性の宝庫です。
他人の夢も自分の夢も、発想の源であり、創造エネルギーのエッセンスです。
未だ実現していないからこそ、あらゆる可能性があり、あらゆる取り組み方が考えられるのです。
夢を叶える時に、頭から否定してしまうのは大変残念な事です。
夢を語るのは、目に見えない思いに形を与える第一歩。
共に大事にして、共感して、一緒になって夢を見ていきましょう。
夢こそ、この現実を変革する重大な要素なのです。
