変化できるかどうかは性別、年齢によりません。
男性の方が柔軟だとか女性の方が柔軟だ、という事はなく、あくまでその人次第です。
年齢も同様です。
生真面目でものすごく頑固な20代もいるでしょうし、頭が常に柔らかい70代もいると思います。
中高年になると「俺は頑固者だから」「私は頭が固いから」と言う人が時々いますが、年齢の問題ではなく、単に自分のわがままの言い訳をしているだけとしか思えません。
もちろん、高齢になると年齢的にキレやすくなる事も医学的になくはないようですが、それよりも、年のせいにしたり、上から目線で人に接するようになったりした点が大きいのではないでしょうか?
問題は、日本の大手一流企業の40代後半~50代前半の部課長層にお会いした際に、半ば諦めた感じで照れ笑い気味に、「俺はもう年だからさあ。若いやつにはついていけないよ。理解できないよ」というような発言をよく聞く事です。
このメッセージを翻訳すると、「俺は今まで頑張ってきた。最近の若いやつはろくに頑張らず何かといえば泣き言だ。勉強もしてないし、すぐラインとかインスタとかでちゃらちゃらやってる。上司への口の利き方もなってない」というような事だと思います。
男性言葉で書きましたが、女性上司も大差ありません。
気持ちがわからなくはありませんが、こういうふうに思う時点で、頭は固くなっているし、人にはそれぞれ価値観があるという事への理解が乏しいし、自分のやり方に合わせろそれが当然だろという奢りがあるし、「変化できない人」の典型になっています。
自らよしとそうなってそうなているとは思いますが、あまり良い事はありません。
「変化できる人」は、男女、年齢によらず、もっと柔軟で、聞く耳にを持ち、相手の価値感を尊重し、世の中の変化に敏感です。
そういう人は、どんどん成長し続けます。
そして、「変化する力」「対応力」がさらに強化されていくのです。