今、AIが人間の仕事を奪っていくという話をよく聞くと思います。
ホワイトカラーの仕事の半分がなくなるとも言われています。
AIを訳すと「人工知能」という意味ですが、AlexaやSiriは、実はAIではありません。
あれはAIの技術の一部で、ただの技術革新なのです。
AIは、人工知能ですから、人間と同じ能力か、それ以上の力を持っていないとAIとは呼べません。
そういう本来の意味でのAIは、2100年まで生まれないと、研究者の間では言われています。
つまり、AlexaやSiriは、人間の思考力を持つものではなく、ただ記憶をしているだけなのだそうです。
AI技術の一部に過ぎないという事です。
さて、AIの得意な事は、大量の計算と記憶です。
ですから、居酒屋のチェーン店で、チューハイや生ビールのオーダーを受けたら、それをマニュアル通りに作る事は得意です。
しかし、AIは、読解力や思考力、表現力、コミュニケーション力が弱いのです。
例えば、「先日、岡山と広島に行きました」という文章と、「先日、岡田と広島に行きました」という文章の意味の違いが、人間はすぐに分かりますが、AIは分かりません。
子供が今、1番苦手なのは、国語だと言われているそうです。
自分の頭で考えたり、国語の文章を読んで理解して自分の言葉で発信する事ができないのです。
本来AIができない事を人間ができればいいのですが、今問題視されているのは、AIができない事を人間もできないという事です。
そして子供たちは今得意なのは、英単語を覚えるとか、日本史とか世界史の有名な人物や年号などを覚える事です。
これは、残念ながらAIの得意分野です。
これではAIと同じです。
AIの苦手分野というのが読解力とか表現力、コミュニケーションというのは、今、お伝えしましたが、更にAIは、誰かの情報をインプットして理解する、人の気持ちを理解したりするといった事もできません。
暗記・計算はできても、自分の考えを伝える力とか、表現力や読解力が苦手なのです。
今のところ、自分の頭で考え、相手の気持ちを理解してコミュニケーションを取る事ができるのは人間だけなのです。
ですからAIに取って代わられない為にも、人間はもっと思考力を鍛える必要があるのです。