願掛け

 

皆さんはお参りに行く事がありますか?

 

例えばお正月に初詣に行った時、どんな願掛けをしますか?

 

「今年こそ、金運が良くなりますように・・・」

 

「新規事業(新規プロジェクト)がうまくいきますように・・・」

 

「営業成績が上がりますように・・・」

 

「売り上げが倍増して、会社の経営がうまくいきますように・・・」

 

しかも毎年、初詣に行くたびに同じような願掛けをしていませんか?

 

そんな願掛け、もうやめて下さい。

 

それは「自滅行為」というか、自分で運気を低下させている事に他ならないからです。

 

神社には礼拝の対象となるご神体というものがあり、そこには大抵、鏡が置かれています。

 

最上の神である天照大御神は太陽神であり、鏡は太陽を象徴しています。

 

鏡が置かれている理由は、他にもう1つあります。

 

鏡(かがみ)という文字から、真ん中の「が」(我)の文字をとると、「かみ」(神)という文字になります。

 

つまり、鏡に映る自分自身の神様と向き合い、日頃の自分の思いや行いを振る舞いなさい、という意味が込められているのです。

 

そう言った事をないがしろにして、「今年こそ、金運が良くなりますように・・・」など願掛けをするのは、鏡に映るもう1人の自分に向かって、「お金がなくてピーピーしている。だから、どうにかならないものか」とセルフトークするようなものです。

 

まさしくマイナスの自己暗示です。

 

これでは良くなるものも良くなるはずがありません。

 

むしろ悪くなる一方です。

 

その点、運の良い人や成功する人は違います。

 

まず、正月三が日のような人ごみの時期は外します。

 

大勢の人達が願掛け(マイナスのセルフトーク)をしている場に身を置くと、マイナスの気を浴びてしまう事を無意識に察知しているのだと思います。

 

元日の2~3日ぐらい前に神社を訪れ、「今年も1年無事に過ごす事ができました。どうもありがとうございました」「来年も社会に貢献できるように頑張ります」といった報告と誓いをする人が大半だと思います。

 

そう、鏡に映るもう1人の自分に向かって、自己肯定感が高まるような言葉を口にする事で、自分自身を奮い立たせているのです。

 

つまり、願を掛けるというのは、人生が勝手に好転していくのを望んでいるだけの事なのです。

 

しかし世の中そう甘くはなく、人生の好転を望むのであれば、何かに頼ろうとするのではなく、自分自身の力で変えていくしかないのです。

 

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