皆さんは、なぜ、たくさんの事を学んでいるのでしょうか?
自分を成長させるためですか?
人に認められるためですか?
教養を身に付けるためですか?
趣味だからですか?
これは全て正解ですが、成功者が見ているその人の学びの効果測定、それは「実行力」です。
学んだものを実行していますか?
実行するために学んでいますか?
行動に移して結果を出そうとしていますか?
成功者は常にここを見ています。
「実行無き学び、行動に移さぬ学問は絵に描いた餅。ただ頭でっかちになるだけなら、かえって学ばぬ方が良い」
これは福沢諭吉さんの言葉です。
これは統計で出ている数字ですが、本当に実行して成功する、または、自分の血肉にする人は多くて3%です。
なぜ、そんなに確率が低いのか?
これは話を聞いただけで満足してしまう人が多いという事を証明しています。
大きく分けて、学びには3つの段階があります。
1つ目が「知っている」という事。
2つ目が「体験したことがある」。
3つ目が「使いこなしている」。
こうして学びに3つの段階を入れ込む習慣を身に付けて下さい。
例えば、「これだ」と思えるような好きな本を見つけたとします。
そこをただ「感動した」と1回で終わらせるのではなくて、学びに3つの段階を入れ込むのです。
「読む(知る)」→「試してみる(体験・実験)」→「うまくいった事を繰り返しやってみる(知恵に変える・使いこなす)」。
この3つ目の段階に辿り着いた時、初めて次の情報を入れるという習慣を作る事です。
これを身に付けると、1段階だけで終わってしまう数多くの人をごぼう抜きしていく事になります。
本を読んだり、話を聞いたりするという事は、1段階目の「知っている」という段階です。
ですが、実際にそれをやってみる事とは雲泥の差があります。
そして、「使いこなす」というレベルは、言い換えれば体得しているという事です。
この段階になって初めて自分のものになったと言っていいと思います。
そう考えると、たくさん物事を知るという事より、数は少なくても、学んだことを確実に使いこなす方が成功確率を上げるという事になります。
知識は使って、自分のものにした瞬間に知恵に変わります。