一歩踏み出せるかの差

 

何かに挑戦しようとする時、多くの人は自分自身の「過去の体験」をもとに、成功できるかどうかを予測します。

 

つまり、過去に失敗した経験が多ければ多いほど挑戦するのを躊躇してしまうという事です。

 

人は過去の経験をベースにして生きていますから、当然と言えば当然の事なのですが、一流の人は過去にどれだけ失敗していようと挑戦します。

 

こう聞くと、「一流の人はそもそも成功体験しかしないだろう」と考える人も多いと思いますが、実際は違います。

 

むしろ、何かに挑戦する事が多い分、普通の人よりもはるかに多くの失敗をしていると思います。

 

なぜ、一流の人達は何度失敗しても挑戦し続ける事ができると思いますか?

 

一歩踏み出せる人と踏み出せない人の違い、それはたった1つです。

 

「成功体験と失敗体験のうち、頭の中でどちらをリピートするか?」という事です。

 

一流の人は、過去の自分の体験のうち、「成功した時の体験」にフォーカスし、その時の感情をリピートするので何度でも挑戦する事ができます。

 

一方、二流の人は「失敗した時の体験」にばかりフォーカスし、その時の感情をリピートしてしまうので恐怖心が生まれ躊躇してしまうのだと思います。

 

一流の人は、過去の成功体験にフォーカスし、それを素直に信じる癖がついているので、呼吸をするかのように挑戦できるのです。

 

失敗して落ち込んでいる人や、悩みを抱えて迷っている人が皆さんのところにやってきたら、皆さんはどんな話をしますか?

 

自分の成功体験や、これまで蓄えてきた知識など、様々な事が思い浮かぶと思いますが、中でも相手のためになるのは、あなた自身の失敗談だと思います。

 

一流の人や成功者は、他人に自分の失敗談を包み隠さず話す事ができます。

 

一方、二流の人は、自分の失敗を隠そうとします。

 

この差を生むのは、自分の中に確固たる自信があるかないかの違いだと思います。

 

一流の人や成功者は、自分の中にこれまでの実績に基づいた自信や誇りを持っているので、自分の失敗談が相手の為になるのなら、喜んで披露するのです。

 

いかに相手の成功に貢献できるのか、いかに相手のレベルまで目線を落として自身の経験を伝える事ができるのか、一流はそこにこだわります。

 

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