行動が早い人は、身の回りのメンテナンスを欠かしません。
ルーティン化していると言って良いと思います。
「行動が早い」とは「勢いがある」というと、雑なビジネスマンの代表みたいなイメージを持つ人がいるかもしれませんが、それは違います。
普段からちゃんと準備ができているからこそ、いつでも最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
メンテナンスでもっと身近なのは、整理整頓です。
仕事に集中するためには、必要なものが揃い、不要なものは取り除いた環境が理想的です。
過不足なく片付いた環境では、ミスと紛失物と忘れ物が少なくなります。
必要なものだけに囲まれると、「あの資料がない」などと探し回ったり、「あっちだっけ、こっちだっけ」などと悩む時間を無くす事ができます。
自分が何をどこにしまっているのか、どれだけ持っているのかも、だいたい頭に入ります。
なので、探し物などに無駄な時間を使わなくて済むのです。
一方、出遅れる人はいらないものを沢山持っていて、いつもデスク周りがごった返しています。
いつのものだか分からない書類の上に、さらなる書類、雑誌、文房具、ほこり・・・。
もう使わないであろうインクの替えが、引き出しの中で大量に眠っていたりもします。
こういう雑然とした場所では、誰でも持ち物を雑に扱うようになります。
そして持ち物の管理が行き届かなくなり、仕事が思うように進まず、更に片付けが億劫になっていくのです。
身の回りをシンプルにしていく事で、思考もシンプルにしていく事ができる事を覚えておいて下さい。
掃除の後は、すぐに集中して仕事に取りかかる事ができるという事です。
効率的に仕事をするには、自分商売道具は常に万全にしておかなくてはなりません。
ここでも、メンテナンスという考え方は大切です。
例えば、道具は最新のものを使いこなせるに越した事はありません。
それはテクノロジーが助けてくれる事が沢山あるからです。
PCが立ち上がるのに時間がかかる人とか、スマホを持っていないという人は、普段の仕事で出遅れ気味だと思います。
実力で半人前の人が、道具までも遅れをとっていたら、差は開いていくばかりです。
最新の環境を使い続けていれば、スキルアップデートもしないわけにはいきません。
仕事の質の高いところで維持するためには、不可欠な事です。