仕事の速度は体力が支えています。
20代の時はまだ無理がききますが、そういう時期は長くは続かないと思います。
長期に渡って結果を出し続けていくには、常にベストなコンディションを保つスキルを身につけておく事が大切です。
とりわけ頭脳労働に置いて重要なのは睡眠です。
睡眠が大事な理由は、疲れをとるだけではなく、前日の事をリセットできるからです。
人間は起きている間に沢山の情報にふれています。
生理学的にも、それらの記憶をきちんと脳に定着させるために睡眠が重要だとされています。
脳内の引き出しの収めるべき場所に情報を整理するようなイメージです。
それを行う事で、翌朝からフルスロットルで働く事ができるのです。
行動が早い人は、朝の時間を大切にしている人がとても多いです。
1日のスタートを、早めに設定しているのです。
朝早く起きて出かける前に仕事を終わらせるという人だけでなく、希望者が集まって勉強会をしたりする「朝活」も、随分前から定着しています。
「どうせ時間がかかるんだし、徹夜すればいいか」と夜にダラダラしている人は、完全に出遅れています。
十分な睡眠をとらず、生活に時間的制約を設けない事によって、1日に出来る事の量がいかに少なくなるかを見直した方が良いと思います。
睡眠時間を削って残業したり、勉強している人には申し訳ないですが、「睡眠のとり方」が下手な人は、結果を出すうえではかなり不利だと思います。
まず、睡眠時間の確保を優先してスケジュールを考えた方が合理的です。
睡眠をしっかりとると、朝の時間を有効に使う事ができます。
朝の脳は高いパフォーマンスを発揮すると言われています。
その時間を無駄にしないように、何をやるかも大事ですが、「やらない事」も明確にしておいた方が良いのです。
腕を組んでボーっと座っていても面白い事はわいてこないので、貴重な朝の時間をアイデアを考えるために使うなんて事はしません。
アイデアは、話している時や動いている時に思いついたものを、ノートやPCにメモして起き、朝に企画書に落とし込んでいきます。
そんな風に、ひらめきとひらめきを結びつけるような仕事に、朝の時間はあっていると感じています。
また、注意が必要なのは、「調べる時間」と「書く時間」を分ける事です。
例えばネットで調べ物をしていると、つい色々と興味が湧いて、目的外の物や今見なくて良いものに気を取られてしまいます。
必要な情報は全部集めてから、作成にとりかかる方が無駄がないのです。