あの世には様々な地獄があると聞きます。
しかし、私達が生きるこの世にもたくさんの地獄が存在します。
身近にある地獄の1つは「すごい地獄」です。
これは、人から「すごいね!」と言ってもらいたくて、お金や物、地位に執着してしまう事です。
「月収が○○円なんて、すごいですね!」
「1千万円の腕時計なんて、すごいですね!」
「その歳で部長なんて、すごいですね!」
もっとお金を稼いで、もっと高級なものを身につけて、もっと出世して「すごい」と言われたい・・・。
一度この地獄に落ちてしまうと、自分本来の心のあり方を見失い、そこから中々抜け出せなくなってしまいます。
「すごい地獄」にはまってしまう原因は、自己肯定感の低さだと思います。
自分で自分を認める事ができないから、他者から賞賛を生きる糧にしようとしてしまうのです。
一方、一流の人は自己肯定感で満たされているので、他者からの評価をあまり気にしておらず、周りから「すごい」と言われても、それを「おまけ」程度にしか考えません。
一流の人にとって、1番大切なのは自分自身の心のあり方なのです。
皆さんはこれからの人生の中で、憧れていた成功者や、世に言う「一流の人」と接する場面があると思います。
そんな場面が訪れた時は、是非、相手にのまれる事なく自信と誇りを持って接して下さい。
相手が誰であろうが、同じ人間です。
あなたはあなたの人生を生きてきたのですから、下手に出る必要はまったくありません。
これは、「相手に対して横柄な態度で接しましょう」という事ではありません。
相手が誰であっても、敬意を払って接するのは人として最低限のルールです。
しかし、もしあなたが下手に出ない事で機嫌が悪くなるような相手なら、そもそも大した人間ではないので、おつき合いする必要はないと思います。
相手が真の一流なら、自分に対して堂々と接してくるあなたの肝の据わり具合を見て、興味を持ってくれるはずです。
あなたの自信は必ず相手に伝わります。
皆さんも一流の人や成功者になりたいと思っていたら、常に堂々とする事を忘れないで下さい。