考えているだけでは、物事は何も進みません。
これはまさに「すぐやる人」の根っこにある考え方の1つです。
だからと言って、考える事を疎かにするわけではありません。
何も考えずに仕事も人生もうまくはいきません。
よく考えた者だけが成功するのは、言うまでもない事です。
皆さんもご存知の事だと思います。
ここで大切な事は、考える事の重要性を分かっているからこそ、まずはアクションを起こすという事なのです。
本当に考えるために、行動しなければならないと言い換えられます。
これが「すぐやる人」に共通した思考パターンです。
行動するために、考えるのではなく、あれこれ考える前に、まず行動してみようという事です。
例えば、サッカーのボールをけった事がない人が、いくら本を読んだりしながら蹴り方について考えても、それではうまくは蹴れません。
実際に蹴ってみれば、どうすればもっとうまく蹴れるのかを考える事ができるようになるものです。
それにも関わらず「やれない人」は「あぁだ、こうだ」と考えて、理屈を言うだけで何も行動しません。
もちろん決断し、行動を起こす事には様々なリスクが伴います。
だからこそ、考えるために、まず行動して下さい。
考えるための行動を起こします。
大きく動く必要はありません。
小さく動けばいいのです。
軽い気持ちで試してみよう、くらいのもので、いいのです。
この小さな実験は、収集した二次情報よりも極めて重要なのです。
つまりPDCAは小さなDoからすべてが始まります。
小さくてもいいから、まず初動を起こしてみる(Do)。
そうすると何かしらの反応が返ってくるので、繰り返しをする(Check)。
それから改善策を練る(Action)。
この繰り返しが大切なのです。
心理学の観点からも、これは非常に効果のある事だと考えられます。
行動する事で、現実の壁からは何かしらの反応が返ってきます。
このフィードバックこそが強力なモチベーションを作る事が、多数の研究からも分かっています。
現実という壁にボールを投げた時、それは思った方向と違う方向に跳ねるかもしれません。
でも、それが現実だとしたら、そこから学ぶ事は、やってみた人にしかできない事です。
やってない人には分からない事なので、つまり大きなチャンスなのです。
皆さんも考える事に捉われすぎているかも知れません。
小さな実験からすべてが始まります。
皆さんも知っているように、現実は思ったように進まない事だらけです。
だから小さなアクションをまず起こす事で、考えの質を高めて下さい。