行動できない状態は、頭の命令に対して心がストライキを起こしている時でもあります。
「働きたい、会社に貢献したい」と思う一方で、「給料がこれだけでは働けない」とストライキを起こして、動けなくなっている状態です。
こういった時、まずはこの「ねじれ」を改善する必要があります。
このねじれを改善する方法は、しっかりと「対話」をする事です。
ストライキのほとんどが対話を通じて解決できるものばかりです。
なぜ解決できるかというと、共通する目的があるからです。
実社会におけるストライキには、賃上げや労働条件の向上など、ある目的があります。
現実の労働組合のほとんどは会社を壊したいとは思っていません。
それと同じように、あなたの心の奥底の声も、あなたをダメにしたいとは思っていないはずです。
あなたに対してよかれと思って抵抗(ストライキ)をしているのです。
その解決は「対話」する事が全てだと思っています。
真摯に向き合って、対話をしていけば、「ねじれ」は解消できます。
まず、心の奥底ではどんな要求をしているのか、問いただしてみて下さい。
静かに目を閉じ、自分に1つずつ問いかけてみて下さい。
「会社に行きたくない」という願いがあったとしたら、どうしてそう思うのか、何をすれば会社に行ってもいいと思えるのか、など全部聞いてあげるのです。
叶えられる事は叶え、叶えるのが難しければ、ほかの解決策はないのかを探ってみて下さい。
ともかく大切なのは、自分の心と対話のテーブルにつく事です。
心の奥底の思いや要求を聞かずして、この抵抗(ストライキ)は解決しません。
自分の心の声を聞く事で、思考と行動のねじれの原因が分かってくるはずです。
後は、それを解いていけばいいのです。