探求心

 

「Stay hungry,stay foolish」

 

あまりにも有名な言葉ではありますが、これはスティーブ・ジョブズが2005年6月、スタンフォード大学の卒業式辞で語ったスピーチの締めくくりの言葉です。

 

「Stay hungry」は、現代に満足して歩みを止める事なく、よりよい未来を渇望し、貪欲でいろ、という事です。

 

そして、「stay foolish」は、常識に捉われる事なく馬鹿でいろ、という事なのですが、それは自分の心に素直に、そして探求心を失うな、という事だと思います。

 

「すぐやる人」は探求心という内から湧いてくる行動基準を大切にしています。

 

常識に捉われません。

 

そういう意味では非常識なのかもしれません。

 

もちろん、人としての礼儀やマナーは大切にしますが、発想が非常識でも、それは無限の可能性を否定しません。

 

「やれない人」は常識に捉われすぎてしまって、「やってはいけない」という制約でがんじがらめになってしまいがちです。

 

常識という言葉は非常に便利な物で、「それが常識だから」という一言で沢山のものが片付いてしまいます。

 

人は拠り所を求める傾向があるので、常識という拠り所に依存します。

 

しかし、一方で、本質から目をそらしてしまっているわけです。

 

当たり前だとか、常識だとかいった、なんとなく決められたルールに沿って生きるのではなく、皆さんが本当にしたい事をする為にはどうすればいいかを、ゼロベースで考えてみて下さい。

 

子供の頃、無邪気にはしゃいだはずです。

 

しかし、「大人しくしなさい。いつまでも子供じゃないんだから」と先生や親から言われ続けた結果、「はしゃいだりするのは子供の事だ」と思い込んでしまって、常識や世間体を気にするようになったという人も少なからずいるはずです。

 

歴史は「現在の非常識」が「未来の常識」になってきた事の積み重ねだと思います。

 

ましてや、これだけ時代の変化が早く、次から次へと新しいものが生まれてくるという事が、それを証明しています。

 

そして「すぐやる人」たちはワクワクする心を失わず、それを実現するために必要な事の本質を考える習慣を身につけているのです。

 

「どんな洗練された大人の中にも、外に出たくてしょうがない小さな子供がいる」と言ったのはウォルト・ディズニーです。

 

あなたの中にも小さな子供が眠っているはずです。

 

もちろん、その小さな子供をいきなり全開する事は難しいかも知れませんが、いつもの自分の考えから、周りの考え方を「本当にそうなのかな」と考えてみる習慣をつけてみたいものです。

 

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