お金に嫌われる理由の1つ目は、「実現スピードを求めすぎている」という事です。
「こんなに頑張っているのにまだお金持ちになっていない」と考えてしまうように、結果を急ぎ過ぎているケースです。
では、なぜ結果を急ぎ過ぎてはいけないのでしょうか?
それは、結果に執着し過ぎる思考が知らず知らずのうちに「叶っていない自分」を想起させてしまうからです。
また、「ない事」「不足している事」にフォーカスしてしまうと、潜在意識下において「まだない自分」「不足している自分」の自己定義が固まってしまいます。
つまり、お金を稼ぐ事への結果に執着すればするほど、「まだ稼げていない自分」を自己定義してしまい、なかなか稼ぎきれない状態が現実化してしまいます。
よって、考え方ついて正しいのは、「すでに叶っている自分」、難しければ「近づいている自分」を意識する事です。
お金を稼ぐという点で言えば、「すでにお金を稼いでいる自分」「ゆくゆく稼いでいく自分」を自己定義にして下さい。
例えば、月100万円という月収目標にはまだ到達していなくても、「1ヵ月前よりも知識が深まったので近付いている」というような発想をもてると結果への執着がなくなり、着実に目標へと近づいて行けると思います。
重要なのは、「お金をたくさん稼ぐ自分である」と自己定義し、心から存在する事です。
それができるかどうかによって、稼ぐ自分になるか、そうでないかは変わってきます。
実現スピードを求めすぎている人は、「感情」の面に置いても弊害がある可能性があります。
感情に関しては、「まだ実現しないな」「もうすぐかな」と考えれば考えるほど、焦って地に足がつかなくなり、感情が落ち着かない事が多くなります。
感情が不安や恐怖、ストレスに支配されて不安定になっている時、脳波、つまり脳の波動も乱れがちになります。
ラジオや電波が周波数によって互いに干渉し合ったり同調し合ったりするのと同様に、私達の生活においても感情や脳の周波数と同調する出来事が引き寄せられやすくなります。
つまり、不安や恐怖、ストレスなどのネガティブな感情を抱いている時には、不安や恐怖、ストレスを引き起こす出来事が、ワクワクや幸せなどのポジティブな感情を抱いている時には、ワクワクしたり幸せな出来事が引き寄せられやすくなります。
実現しない事に焦って不安やストレスの感情でいると、せっかくしっかりと行動できていたとしても、なかなか結果に結びつかない事も多いのです。
結果への執着を捨て、前向きに楽しんで取り組めば、実現に向けてより近づいていくのです。
ここで注意したいのは、決して実現スピードを求めること自体が悪いのではなく、それを求める事によって潜在意識下で「自己定義」が下がってしまったり、「感情」がネガティブに触れる事だけには気をつけなければなりません。
そこで、感情を安定させるためには、大きなゴールまでの間にいくつかの小さなゴールを設定していく事をお勧めします。
これによって、小さなゴールを1つずつクリアしていく事で「実現している感覚」を味わえるため「実現している自分」として存在でき、「感情」もポジティブになれるはずです。