自己定義について理解する上で、最も分かりやすく、最も明確にその効力を体現している人がいます。
それは、アメリカのメジャーリーグにおいて、投手と野球の二刀流で活躍するという、前代未聞の偉業を成し遂げている大谷翔平選手です。
大谷選手は、成功するために必要な考え方を全て身につけています。
最高サンプルと考えていい存在です。
そのうち有名なのは、「マンダラート」と呼ばれる目標設定シートです。
9マス×9マスのこのシートを使い、目標を具体的な行動に落とし込み、大谷選手は次々に夢を実現していきました。
ただ、ここで紹介したいのは、マンダラートの使い方ではありません。
大谷選手は、人生のコントロール法を熟知し、実践しています。
「感情」「意識」「潜在意識」どの点に置いてもコントロールが素晴らしいですが、ここでは、彼の「自己定義」について紹介します。
普通に考えて、「投打二刀流の実現」「投打両方でMVP級の活躍」「メジャーリーガーを圧倒する実力」など通常の自己定義では到底達成する事はできない事です。
では、大谷選手はどのような自己定義を行っていたのでしょうか？
彼の自己定義は、「甲子園に出場する」でも「プロ野球選手になる」でも「メジャーリーグに行く」でもありませんでした。
なんと、大谷選手は少年の頃から、「世界最高のプレイヤーになる」と自己定義していたのです。
世界の中でも最高プレイヤーにという点が他の選手より突出しています。
大谷選手は、イチロー選手や松井秀喜選手などのいわばレジェンド達を目指すのではなく、それを超える自己定義をしていました。
そのような自己定義の差が、本当に突き抜けた存在を生み出すのです。
ちなみに大谷選手は、自己定義だけでなく、感情や意識のコントロールスキルもずば抜けて高いです。
大谷選手のインタビューを見ていると分かるように、活躍できなかった日にも悲壮感がまったくなく、次に向けたポジティブな発言を終始しています。
自分の脳内にマイナスの感情を入れないよう、常にメンテナンスをしているように見えます。
いつも好印象を与えているのはその為です。
こうした事例から、私達はどのような事を学べるのでしょうか？
やはり、「自己定義がその人、その現実をつくる」という事実だと思います。
どのような自己定義をするのかによって、人の人生は大きく変わるのです。
大谷選手を最高のサンプルとして、あなたも素晴らしい自己定義を確立して下さい。
