物を捨てられない人は、「(物が)使えるか、使えないか」で、判断します。
物を捨てられる人は、「(自分が)使うか、使わないか」で、判断します。
つまり「物を中心に考えるか」「自分を中心に考えるか」という判断基準の違いです。
物というのは、捨てない限り、どんどん増えていきます。
すると、物に振り回される事も増えてくるのです。
例えば、服が多くなると、クローゼットのスペースをとられる。
更に手入れや選ぶのに時間と手間をとられる・・・というようにです。
捨てられる人は、自分が「どんな状態であれば快適か」をいつも考えている人です。
物が減ると、視界に入るものが減るので、とにかく気分が軽くなります。
お気に入りの物、必要なものだけに囲まれているのは、心地がいいものです。
探すのも、選ぶのも楽です。
「おーい」と呼べば、「はーい」と返ってくるような風通しのよさがあります。
少なければいいというのではなく、その人なりの「適量」があるはずです。
例えば心地よさを保つために「使わないと思ったら、3秒以内に捨てる」というルールを設けるのも良いかと思います。
郵便受けのチラシ、引き出しの奥にあったペン、冷蔵庫の賞味期限を大幅に過ぎた食品など発見した時点で、その都度捨てる様にするのです。
それを繰り返していると、自分に必要なもの、好きなものがわかって、物を買う事自体が減ってきます。
「もったいない」と罪悪感をもつ必要はありません。
使わず放置している事こそ、愛のない行為だと思います。
無視するのと同じです。
自分の為に役目を果たしてくれたものに「ありがとう」と感謝して、1つ1つ手放していって下さい。
使うものを厳選していくと、「自分」が見えてくるのです。