小さな親切

 

皆さんは、小さな親切をちょこちょこする事を心がけた事はありますか?

 

「彼(彼女)は、本当に親切な人だ」と皆から称賛されている人は、決して大きな親切をどーんとしているわけではありません。

 

むしろ、すぐに忘れてしまいそうな、小さな親切をちょこちょこします。

 

その方が、お互い心の負担がないと知っているからです。

 

それに、気合の入った親切をしても、喜びは1回、苦にならない親切をしても、1回。

 

ならば、小さな親切をちょこちょこした方がいいと思います。

 

親切上手な人は、「何かできないかな?」と考える癖のある人でもあります。

 

人が何かを捜していたら、一緒に捜してあげる。

 

両手が荷物でふさがっていたら、ドアを開けてあげる。

 

残業を頑張っている人に、飲み物の差し入れをする。

 

ただただ、愚痴を聞いてあげる・・・というように、自分のできる事を、気楽にします。

 

見知らう人にも、席を譲ったり、道を教えてあげたりします。

 

人に親切をすると気分がいいものですが、脳のβ-エンドルフィンが出て、ランナーズハイならぬ、「ヘルパーズハイ」という状態になると言います。

 

誰かの役に立っていると感じたら、自分が元気になり、「また親切にしたい」と思うのです。

 

また、親切上手な人は、「自分がやりたくてやっている」「相手が喜んでくれればいい」という感覚なので、見返りが無くても気にしません。

 

「親切」は伝染して助け合う関係ができていくものですが、たとえ、親切のお返しが無くても、自分の満足や誇り、相手からの感謝や尊敬、信頼など、目に見えない大切なものを得ているのです。

 

「一日一親切」を心がけると、幸せになって人間関係が潤う事は間違いありません。

 

小さな親切には、計り知れない恩恵があるという事を忘れないで下さい。

 

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