7つの言葉

 

イライラしたくないのに、イライラしてしまう・・・という事があると思います。

 

私達は、心の中に「感情」という馬を飼っているようなものなのです。

 

この馬はとても怖がりで、「そんなのやだー!」という事があると、急に暴走したり、前に進まなくなったりして、私達を振り回すようになります。

 

感情的な人で、ご機嫌に過ごすための方法として、もう1人の自分を出現させて、感情という馬の御者になるという方法があります。

 

「あ、イライラしてる」と気付いて、「イライラしてもいい事ないよ」「そんなに大した事じゃないよ」と声をかけてあげるのです。

 

たったそれだけの事で肩の力が抜けて、イライラやクヨクヨが静まってきます。

 

多くの人は自分の心の状態をわかっていそうで、客観視できていないのではないでしょうか?

 

主観的な感情のままでは、いつまでも眉間にしわを寄せて過ごす事になります。

 

自分を客観視する事を、心理学では「メタ認知」と呼び、感情をコントロールする鍵と言われます。

 

この習慣ができると、とても楽に生きられるようになります。

 

人生でつまずいた時は「なかなかドラマティックな展開だわ」と楽観的に考える。

 

家族と喧嘩になりそうな時は「余計な言葉は辞めようね」と冷静に判断する。

 

ストレスが溜まってきた時は「そろそろ気分転換しようよ」と早めに自分をケアする・・・という具合。

 

「メタ認知」は、スポーツと同じで、やればやるほど上達します。

 

つまり、「もう1人の自分」で見るほど、生き方がうまくなってくるのです。

 

残業をしている時、誰かが「今日は早く帰れると思っていたのに最悪」「残業って本当に疲れる」なんて言っていると、こちらまで滅入ってくると思います。

 

「これだけ働いたら、自分で自分を褒めたくなるね」「あと少しで終わるから、頑張ろうよ」と明るく言っている人がいると、こちらまで力が湧いてきます。

 

言葉は、周りに影響を与えるだけでなく、何より自分自身に影響を与えます。

 

昔から「言霊」と言われるように、言葉ほど強烈な暗示力を持つものはありません。

 

いい言葉を選んで使えば、明るい気持ちになって、良い事が起こりやすくなります。

 

喜びや感謝の言葉が多い人は、顔つきまで明るく、「微笑み顔」になっていきます。

 

怒り、悲しみ、不安などを遠慮なく口にしている人は、負の呪文を唱えているようなものです。

 

自分の心と体を傷つけている事に気が付かないのだと思います。

 

不平不満の多い人はだんだん「不満顔」に、落ち込む事の多い人は「泣き顔」になっていきます。

 

人生の旅路をご機嫌に進んでいこうとする人は、どんな現実であろうと、プラスの言葉を使う事で、プラスの事に目を向けようとする習慣があります。

 

うまくいかない現実にも、必ずプラスの事が隠れています。

 

当たり前の現実にも、小さな幸せが沢山あります。

 

それを言葉にする事で、気持ちや感情が変わり、人生が明るく変わるのです。

 

試しに、次の7つの言葉を日常でできるだけ沢山使ってみて下さい。

 

「嬉しい」

 

「楽しい」

 

「幸せ」

 

「素敵」

 

「ツイてる」

 

「良く出来た」

 

「ありがとう」

 

他にも自分を喜ばせる言葉を惜しみなく自分自身につぶやいて下さい。

 

現実を変える事は難しくても、言葉を変える事は簡単なのです。

 

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