余力を残す

 

全力で取り組むよりも、少しだけ余力を残すのが、長続きさせる秘訣です。

 

本当に才能を発揮している人たちは、一生懸命やっているように見えて、実は2~3割、余力を残しています。

 

人間は、頑張れる量が決まっているのです。

 

例えば、仕事の時間が長くなると、集中力が途切れて生産性が落ちてきます。

 

ヘトヘトに疲れ切って帰宅した後は、何もする気になれず、ただ寝るだけの日々になります。

 

皆さんの中でも、何年間も仕事漬けで、多くの大事な事を犠牲にしてしまった事があるのではないでしょうか?

 

若い頃は、自分のペースで働く事は難しく、無理がきくものです。

 

しかし、そんな無理のつけは必ず、10年、20年後に、体の不調やキャリアの中断、「あれをしておけば良かった」という後悔など、様々な代償として返ってきます。

 

ジョギングや語学学習など、日々の習慣も、「もうちょっとできるんだけど」という80%のところで辞めるのが、長続きさせるコツなのです。

 

100%の力を出し切ると、一瞬、気分がよくても、翌日、「また頑張ろう」という気力が湧いてきません。

 

何十年もベストセラーを生み出している、ある有名作家も、毎日、同じ分量の原稿を書き、どんなに気分が乗っていても、そこで止めて、次につなげるそうです。

 

常に全力で頑張るよりも、全力を残しながら続けた方が、「気力」も「体力」もある状態で取り組め、それを積み重ねると、「能力」になっていきます。

 

仕事、勉強、趣味、家事育児・・・ほとんどの事は1日だけでは終わりません。

 

元気な毎日を送るためには、少しだけ余力を残しておく必要があるのです。

 

いくら能力があっても、気力、体力がなければ生かせないという事を忘れないで下さい。

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