長所と短所を上手く使う

 

書籍や雑誌、新聞・・・。

 

投資の情報を得ようとして、これら活字にくまなく目を通す人がいます。

 

それは決して悪い事ではありません。

 

しかし、情報収集の手段としては、それだけでは‘‘足りない”のです。

 

まず、情報が活字になっているという時点で、その情報の鮮度はかなり落ちていると考えられます。

 

活字としてメディアに示された情報は、必ず活字になる前に人から人への伝聞として拡散されているはずです。

 

つまり、いち早く情報を手に入れている人がもうすでにいるという事です。

 

本当に投資で成功を続けたいのなら、他人よりも早くその情報をつかむ人=アーリーアダプター(先駆者)になるべきなのです。

 

また、鮮度とは別に、活字の情報には‘‘ライブ感”や‘‘臨場感”が伴わないというマイナス面もあります。

 

人から直接聞く話と、活字に落とし込まれた話とでは熱気が違う。

 

ですから、その話をどう感じるかにも差が出てしまうわけです。

 

これが活字情報の限界、とも言えると思います。

 

では、投資において、活字から得るものはないのか・・・。

 

もちろん、あります。

 

それはいってみれば「マインド」です。

 

実際に投資で成功している人のマインドを感じる・・・本当は直接聞く事が1番ですが、残念ながら言葉というのはいった先から消えていくものです。

 

どんなものにも限界が存在しています。

 

そんな時に、活字・・・特にビジネス書を読む事が、疑似体験をするのに大いに役に立つのです。

 

本を読んで影響を受ける・・・行動を開始する・・・多くの人が体感している事だと思います。

 

とても有名な「金持ち父さん 貧乏父さん」という本は「投資情報」としては最新のものではありません。

 

書いてある内容をそっくりそのまま実践しようとしても、本が書かれた当時と現在では環境が大きく違います。

 

しかし、彼らのお金に対する哲学、投資家としての‘‘芯”となる考え方の部分は普遍的なものなのです。

 

ですから、繰り返し読んで自分に落とし込む。

 

活字、ビジネス書とは、小手先の枝葉の部分ではなく、哲学や考え方という幹の部分を探求するためにあるのです。

 

大事な事は、それぞれ長所と短所を把握し、用途に応じてうまく使いこなす事です。

 

例えばトレンドなど世の中の動きを確認するのならば、新聞や雑誌も役に立ちます。

 

しかし、生きた情報となるとやはり、識者から直接聞く話に勝るものはないのです。

 

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