条件判断

 

「うちで働いてくれる?」→「条件は何ですか?」

 

「今日、時間ある?」→「用件は何ですか?」

 

損する人は、すぐ条件で判断しようとします。

 

何かやる時に、先に条件を聞いてくる事はナンセンスです。

 

もちろん最低限の自分への報酬も大事です。

 

しかし、条件と自分へのメリットばかり気にしていると、確実に損していく事になります。

 

なぜなら、近い将来、自分も同じ目に遭うからです。

 

あなたが組織のトップに立って、「うちで頑張ろうよ」と声をかけるとします。

 

「えっ、条件は何ですか?」

 

真っ先にこう聞かれたら、どう思うでしょうか?

 

更に、条件さえ良ければ社員がずっと働いてくれるだろうと勘違いしていると、

 

「これだけテレワークを推奨していれば、社員もメリットを感じるだろう」

 

「これだけ給料を出せば満足だろう」

 

「これだけ素敵な場所で慰安旅行ができれば、良い会社だと思ってくれるだろう」

 

と、条件によって社員をコントロールしようとします。

 

でも、世の中には必ずそれを上回る企業が出てくるのです。

 

条件で絞ると、更にいい条件が見つかった時に、人が離れるという事です。

 

唯一、大事な条件があるとするなら、それはあなたに魅力があるかどうかです。

 

「この人と、働きたい」

 

「この人に、ついていきたい」

 

「この人と、いたい」

 

これこそ、あなたから人が離れない最強の条件です。

 

損しないためには、条件をよくしようと頑張るのではなく、自分の魅力を上げて、いつも人を喜ばせる事に注力して下さい。

 

「今日時間ある?」と聞いた時に、「用件は何ですか?」と聞き返す人は、裏を返すと「用件によっては行きませんよ」と言っているようなものです。

 

面倒を見ている方からすれば、可愛くないと思います。

 

そうではなくて、人の魅力にフォーカスを当てて、用件(条件)が何であろうと「行きます!」と即答する人が、センスが良く、結果的に得をするのです。

 

人は機械ではありません。

 

感情の生き物です。

 

条件なんか気にしていないで、人の魅力で勝負していきましょう。

 

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