皆さんは人間関係に行き詰ってしまった時はどうしていますか?
ここで、うまくいくコツをいくつかご紹介します。
「これまで問題なく続いていた人間関係が急に壊れてしまった・・・」
「考え方の相違から、すれ違うようになってしまった・・・」
「ちょっとした感情の衝突によって、決裂してしまった・・・」
そんな体験をした事がある方は少ないと思います。
環境の変化や意見の食い違い、あるいは相手の反感や嫉妬が原因でこれまでの人間関係が嚙み合わなくなる事もあります。
人間関係において最も大事で、なおかつ最も難しい事は、人間関係を継続させる事だと思っています。
例えば、相手にとってあなたが必要な人間であれば、関係性は継続できると思います。
その為には、お互いメリットを与え合っている関係が理想的です。
どちらかが貰うばかりではなく、何かをしてもらった自分も相手に何かをしてあげるというように、あなたと他者の利害関係を一致させる事が、様々な人間関係を円滑に長続きさせる秘訣です。
利害関係の一致と聞くと、なんだか双方の利益を追求するだけのドライなイメージを持たれるかもしれません。
ただ、人間関係に置いて利害関係の一致はとても大切な事です。
利害関係が一致していなければ、どちらかが辛い思いをしながら関係を続けていかなければならず、健全な関係とは言えません。
お互いが思いやって相手にメリットを提供し、お互いがその関係に納得していれば、たとえ考え方が違っても、置かれている環境が変わっても、関係を継続できる可能性は高まります。
では、お互いにメリットを与え合っているような関係とは、どのように築いていけばいいのでしょうか?
「相手に嫌われないように振る舞う」
「相手の頼みを断らない」
こうした考え方は、相手にとってのメリットを提供している事にはなりません。
相手にとってだけ都合のいい、典型的な「いい人」であるだけです。
そうではなく、相手と良い人間関係ができるのは、お互いが尊敬し合っている時です。
どちらか一方が尊敬しているのではなく「尊敬し合う」という関係でいる事が大切なのです。
そこでお勧めしたいのが、「相手の顔を立てる」という事です。
この「相手の顔を立てる」というのは、ビジネスの現場だけでなく、プライベートでも人間関係の構築に置いて極めて重要な事です。
あなたの今まで、誰かに顔を立ててもらった経験が一度はあるはずです。
そんな時、どのような気持ちになりましたか?
きっと、ほっとした気持ち、ありがたい気持ちになったはずです。
そのように感じるのはあなただけではないのです。
何でもわがままを受け入れる「いい人」が、相手にとって付き合う価値のある人であるとは限りません。
こうした思いやりを与え合う関係を築く事が、長続きする関係の礎となる場合もあるのです。