個と個の関係づくり

 

心地いいつき合いを続けるためには、次の言葉がとても大切なのです。

 

1つは、「そうなんだ」です。

 

自分とはまったく違う感性、異なる「個」と出会った時に、パッと目を見開いて、「へぇ、そうなんだ」と言えるかどうかです。

 

頑固に否定したり、説得したりするような事は滅多にしません。

 

自分では思いつかないアイディアに出会うと、面白いなと素直に思えるのです。

 

四歳の子供が想像を自由に膨らませておしゃべりしていても「そうなんだ」。

 

若い美容師さんが見た事のない髪型を提案してきても「そうなんだ」。

 

一緒にプロジェクトを進めるメンバーから意見があっても、「そうなんだ」。

 

しかし周りを見渡すと、歳を取ると「そうなんだ」となかなか言えなくなる人が多いのかも知れません。

 

プライドが邪魔をするのか、相手を素直に受け入れられないのか、「いや、そうじゃなくて」と否定して、上位に立ちたくなるのでしょうか?

 

そんなプライド、さっさと捨てた方が良いと思います。

 

その方がずっとうまくいくし、楽になれると思います。

 

もう1つの言葉は、「ありがとう」です。

 

自分を助けてくれる周りの人、特によく顔を合わせている人ほど、感謝の言葉はこまめに伝えた方が良いと思います。

 

1日に、何度も「ありがとう」。

 

目の前にいる人の存在を‘‘当たり前”と思わなければ、感謝の言葉は自然と出てきます。

 

特に年齢を重ね、社会的な地位を得た人ほど、身近な人に「ありがとう」と言えなくなる人が多くなるのは残念です。

 

特別な記念日に豪華な花束を用意するよりも、毎日こまめに感謝を口にする方が、ずっと大切ではないかなと思います。

 

「そうなんだ」と「ありがとう」。

 

この2つの言葉を沢山使えば、孤立する事無く孤独でいられる、理想的な「個」と「個」の関係が築けるのではないでしょうか?

 

タイトルとURLをコピーしました