主張

 

自分なりの現実をつくり出すには、セルフトークを会話型から主張型に変える事が重要です。

 

セルフトークを「流れていく会話」(自分自身や他人や人生について、意見を言ったり判断を下したりする会話)にするのではなく、「主張の場」と捉えるのです。

 

放っておいたら紛れ込んでくる「雑音」を振り払い、今この瞬間に、自分の力を注ぐ必要があるのです。

 

気を付けていないと犯してしまいがちなミスがあります。

 

「~する予定だ」とか「~するつもり」といった言葉は使わないようにして下さい。

 

更に「~すべき」や「~したい」なんてもってのほかです。

 

そんな事をすれば、無意識は「それなら今やらなくても良いか」と思い込んでしまうからです。

 

新年の誓いを守れる人がいないのは、そこに「~したい」などの表現を使うからなのです。

 

人は普通、自分がやりたくない事を誓いに書き、「絶対に達成するぞ」とやる気をみなぎらせます。

 

ところがいよいよ取り組まなければという瞬間が来ると、とたんにやる気がしなくなるのです。

 

そこにあるのは厳しい現実です。

 

何かをやめると誓った事で人生にぽっかりと穴が開き、独りぼっちで立っている気がする。

 

そして心の声が暴走を始めるのです。

 

ダイエットを誓ったけれど、ピザがどうしても食べたい。

 

貯金を誓ったけれど、ジャケットが欲しくてたまらない。

 

最初のやる気が消え失せ、元の思考パターンが戻ってきたタイミングでそうした瞬間が訪れたら、どう対処すればいいのでしょうか?

 

他に何ができるのでしょうか?

 

アサーティブなセルフトークが真価を発揮するのはこうした瞬間です。

 

「自分は~だ」「~を歓迎する」「受け入れる」「主張する」といった現在形の力強い断定的な言葉を使い、「~するつもりだ」とか「~が目標だ」といった言葉は避けて下さい。

 

今という瞬間に関わるアサーティブな言葉を使う事は、人間の心と体に大きな影響を与えるだけでなく、今の現実を変える力も持っているのです。

 

「がむしゃらにやる」と「がむしゃらにやるつもりだ」は全く違います。

 

前者は現時点の人生に切り込むもので、後者は今後の可能性を表すものです。

 

皆さんも日々の暮らしでアサーティブな言葉遣いを心がけ、お茶を濁すような喋り方になっていないか注意してほしいのです。

 

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