自分が落ち込んだ時も、その対象が才能である事を覚えておいて下さい。
例えば、作家になる才能がある人は、他の素晴らしい作品を読んだら落ち込みます。
作曲の才能がある人は、自分よりも才能があると思っている人の曲を聴いたら落ち込みます。
料理なら、外で美味しいものを食べたら、自分はこんな味を出せないと落ち込みます。
自分が密かに自信を持っている分野で他の人の素晴らしい才能に触れた時、私達は落ち込むのです。
皆さんが落ち込む時は、どんな時ですか?
それを探ってみると、才能を発見できるかもしれません。
才能は、比較の中で見えてくるものです。
私達は、無意識のうちに自分と他人を比較しています。
あの人よりも自分はイケているな、あるいは駄目だななんていう事を常に判断しているのです。
自分の洋服、化粧、スタイル、容姿、社会的な地位、性格など、全てを道行く人と比べているのです。
自意識過剰な人は、その作業を全ての男性、女性とやっています。
才能に溢れた人と出会った時、その人が自分と同じ分野の才能を持っている場合、特にこの比較のバロメーター計の針は、大きく揺れます。
その時、あなたの才能の在り方がはっきりわかるのです。
嫉妬を感じた時、それはあなたの才能である可能性が高いのです。
嫉妬は、似たものを持っている他人に対して感じるもので、あなたに同じ才能がなければ、嫉妬を感じる事はありません。
例えば、誰かが人前で上手に話をして笑いを取っている姿を見て、嫉妬の感情を持つ人がいます。
その人には、間違いなく人前で話す才能があります。
演技をしたり、ダンスをして拍手喝采されている人を見た時、ホームページのデザインを見たり、他人が描いた絵を見た時、嫉妬を感じたとしたら、その分野にあなたの才能があります。
自分の才能と違う分野で活躍する人と会っても、あまり嫉妬は感じないはずです。
嫉妬を感じた時は、そこにあなたの才能があると思って下さい。