もし仕事に不満を感じているならば、最初にすべき事は、仕事に対する態度を変える事です。
限界のない人はたとえ独房に入れられても、その機械や自分の為に上手に使います。
一枚の葉っぱ、一筋の太陽の光、パンのひとかけら、人から聞いた素敵な話など、彼らはその一瞬を受け取り、それを糧に生きる事ができたのです。
絶望的な状況にあっても、人は楽しみを見つけられるのですから、あなたが仕事に対する態度を変えて状況をより良いものにする事が、出来ないはずがありません。
今の仕事に前向きになれば、昇進したり新しい事を始めたりするチャンスは、ぐっと増えると思います。
仕事への態度を変えようと試みたのに目的意識を持てない時は、危険を冒すべき、つまり転職するなど大きく環境を変える時です。
これについては、「違う人生を選択したら災難がやって来る」と主張するような他人ではなく、「自分自身」に相談して下さい。
小説家のマーク・トウェインはこう言いました。
「私は老人で、これまでの年月、沢山の心配事を抱えていましたが、そのほとんどは一度も起こらなかった」
あなたが怖がっているものも、危険を冒したらふりかかるに違いないと思っている災難も、あなたの頭にあるだけです。
不安にさいなまれている暇があったら、新しい仕事に挑戦する、恋人と別れる、どこか別の場所、別の国に引っ越すなど、ずっとやりたかった事をして下さい。
最初は苦労するかもしれません。
お金を十分に稼げないかもしれません。
しかし、それはチャンスなのです。
たとえ危険を冒してでも、自分がなりたいものになろうと追求するのは、素晴らしい事です。
どうすれば成功できるかはまだ分からなくても、まだ先は見えなくても、ただ前に進むように自分を鼓舞しなければなりません。
「それをただ、やる(do)」事が必要です。
「やる」(do)、という言葉がキーワードです。
目の前のテーブルにペンを1本おいて、
「さて、私はあなたにしてほしい事は、このペンを取り上げようとする(try to)事です。」
と伝えたら、何が起こるでしょうか?
あなたはペンを取り上げると思います(do)。
取り上げようとする(try)のではありません。
どんな事も「やってみようと思う」だけでは、しないのと同じです。
「しようとする」のではなく、「行う」(do)事が大切なのです。
勇気を出して自分のしたい事をした時、あなたは人生の使命を果たす事になるのです。