大きな壁にぶつかって、どうやってもうまくいきそうにない。
こうした場面に遭遇する事もあると思います。
スランプとは、したい事が思うようにならない期間です。
人はコントロールできない事に直面するとスランプに陥ります。
そんな時は思い切って遊び、頭を切り替えてみて下さい。
大きなミスをした時も同じです。
例えば、気分を変えるために気の合う仲間と飲みに行ってたわいもない話をする。
大好きな彼女とデートする。
これらはある意味では現実逃避です。
ただし、逃避している間は脳が苦痛ではなく、快感を得るので、明日への「英気」が養われていきます。
「きれいごと云々ではなく、俗な事にも解決法はある」と思っています。
人は自然体で、自分の好きな人と一緒に過ごしたり、仲のいい友人と話をしたり、家族と楽しい時間を過ごしたりすると、充実感を持ちます。
充実感があれば、もう一度やってみよう、チャレンジしてみようと思えると思います。
もつべきものは友と家族。
特に親友は最高のカウンセラーです。
あなたの心の痛みを誰よりもわかってくれる人生の宝です。
あなたが落ち込みそうになった時にサポートしてくれるような友との時間を大切にして下さい。
時には親友にも家族にも言えない悩みを抱える事があるかもしれません。
そのような時に頼りとなるメンター(助言者・指導者)をもつ事も重要です。
何かあった時に相談できる人物が身近にいる事はすごく幸運です。
もし、あなたの周りにそうした人がいないのなら1日も早く、そうした人たちと巡り合える生き方をするべきです。
よきメンターと出会うためには、できるだけ多くの人と出会う機会をつくる事が大切です。
興味関心のあるセミナーへ参加してみるのも良いと思います。
人によっては、苦しみの真っ只中に飛び込み、乗り越えていく人もいます。
元・福岡ソフトバンクホークス監督の王貞治さんは、このタイプではないでしょうか?
どんな時でもバットを振って、自己鍛錬によって、道を切り拓いていく。
一方、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんは、その都度気分を切り替えて、前へ向かっていくタイプに見えます。
スランプに陥った際に、自分なりの対処法を見出しておく事が大事です。
もちろん、現実逃避を続けてはいられません。
「私の人生は、すべて私に責任がある」ここに立ち返りましょう。
自分という人間とは一生付き合っていかなければならないのですから、一時的に苦しみから逃れても逃げ続ける訳にはいきません。
自分の軸に立ち返れるように、普段から目的・目標に生きる事を心がけてみて下さい。
「なぜ、できないのか?」ではなく、「どうすればできるようになるのか?」「コントロールできない事に焦点を当てていないか?」を確認して下さい。
もし、あなたの目指しているものが、コントロールできないものであれば、目的・目標が現実的であるかを見直す必要があります。
目的や目標に誤りがなければ、あなたの真価が試される時です。
苦しい状況に立ち向かっていくのか、それとも逃げ出してしまうのか。
勇気を振り絞って取り組んでみて下さい。
人は苦しみの中でこそ成長を遂げます。
うまくいかなくても失敗ではありません。
経験による学習です。
学習によって人は成長し、その実感があなたの自信を育みます。