人間には「ホメオスタシス」という生理機能があります。
日本語にすると恒常性。
簡単に言うと、強烈なアップダウンをしてしまうと、精神がついていかないので、心を一定に保とうとする機能です。
悪い事が起きると上がろうとするし、逆に良すぎる事が起きると下がろうとします。
良い事が起きた次の日に、なぜだか気分が凹んだ経験はないでしょうか?
これは、フラットな状態に戻ろうと、凹むような事にフォーカスして、精神がバランスを取ろうとしているからです。
これは生きる上でしょうがない事なので、受け入れるしかありません。
逆に言うと、わけもなく落ち込む事や、凹むタイミングはある程度予想ができるという事です。
それなら、受け入れて対策を立てる事ができます。
落ち込みや凹みの真ん中に居座るから辛くなります。
大丈夫、時間が過ぎれば薄れていきます。
どうにもならない事は、どうにもなりません。
どうにもならない事は、どうにもなっていい事です。
生きていて苦しくなるのは、「言う事」「考えている事」「やっている事」、この3つのバランスが悪い時だと思います。
・言ったけどやれていない。
・考えているけど言えない。
・やっているけど本当は嫌。
この3つの不一致を一致させるように生きると、驚く程ストレスはなくなります。
これがまた難しかったりするのです。
会社にいると、この3つを一致させるのはなかなか難しいと思います。
特に人間関係が多くなるほど難しくなります。
だけど、周りに合わせるのではなく、自分自身が考えている事を言ったりやったりするのを貫くと、そんなあなたに賛同する人しか集まらなくなります。
最初は怖いかも知れませんが、八方美人になって自分を見失うよりはマシだと思います。
長い人生を考えたら、自分らしく生きられる時間が長い方が楽しいに決まっています。
痛みは一瞬です。
怖いのも分かります。
だけど、死ぬ瞬間に後悔ばかりしてあの世には行きたくないともいます。
皆から好かれても、自分が自分の事を好きでいられないなら、幸せだなんて言えません。
ちょっとのわがままで嫌う人がいるなら、嫌ってくれていいと思って下さい。
自分の思うままに過ごしてみると、自分をもっと好きになれるはずです。
怖がって、自分の思うままに生きられていないあなたを見たら、10年後の自分はこう言うはずです。
「必要なもの以外、捨てちゃえばいいのに」と。