習慣にするのは、小さくても些細な事でも構いません。
でも、1つだけ心がけて欲しい事があります。
それは、「丁寧に行動する」という事です。
「職場の人に自分から挨拶する」と決めたとしても、それだけなら何の基準もありません。
だから極端な事を言えば、ポケットに手を突っ込んだまま、相手とすれ違いざまに「ちーっす」と言っただけでも、挨拶をした事になってしまいます。
でも、そんな人間になりたくて、挨拶を習慣にする人はいないはずです。
いくら良い習慣と言われる行動でも、投げやりに振る舞えば、その人の‘‘本性”も投げやりなものになります。
手抜きしていいと思えば、手抜きする事がその人の‘‘本性”になるのです。
ですから、皆さんには「丁寧に行動する」という事を心がけて欲しいのです。
丁寧な行動を積み重ねる事で、あなたの人格や品性にも丁寧さがにじみ出るようになります。
だから他の行動をする時も、無意識のうちに丁寧に振る舞うようになるのです。
社会人ならだれもが「挨拶をするのは当たり前」と思っていると思います。
でも、その当たり前がきちんとできている人が、どれだけいるでしょうか?
特に年齢や役職が上がるほど、当たり前の事ができなくなります。
「自分の方が年上だから、挨拶は向こうからすべきだ」
「自分は上司なのだから、挨拶は部下からすべきだ」
そんなふうに考えている人は沢山います。
でも、相手によって自分から挨拶をする・しないを使い分けているうちは、それが本当の習慣になる事はありません。
当たり前の事をどれだけ丁寧にやるかで、あなたの‘‘本性”が決まります。
当たり前の基準を上げ、習慣の質を上げる事で、あなた自身のレベルを上げる事ができるのです。