脳と習慣

 

脳と習慣には強い関係性があります。

 

・脳が楽しいと感じる事は続き、楽しく感じられない事は続かない

 

・脳は過去の記憶によって「快」と判断した事には接近反応を起こし、「不快」と判断した事には回避反応を起こす

 

・右脳で将来のイメージを描けば、左脳の過去の記憶に引きずられず、多少の事は辛抱できるので物事が長続きする

 

こうした脳の性質を味方につける事が、習慣化を成功させる秘訣になります。

 

これから、脳と習慣の関係を更に掘り下げ、脳にアプローチして挫折しない強力な習慣を作るノウハウをご紹介します。

 

その前に、まずは「習慣」には種類がある事を知っておく必要があります。

 

一般に「習慣」と呼ばれているものは、正確には以下の4つの習慣の連続によって構成されています。

 

・受信習慣(どうインプットするか)五感からの情報を知る、聞く、感じる、見る

・言語習慣(どう言語化するか)インプットから得たイメージを言語に置き換える

・思考習慣(どう考えるか)言語を元に考える

・行動習慣(どう行動するか)思考を行動に移す

 

更に「思考習慣」の中には、「確信習慣」(確信できるか、できないか)、「錯覚習慣」(良い思い込みか、悪い思い込みか)が含まれます。

 

多くの人が「習慣」と呼んでいるものは、4つのうちの「行動習慣」に該当します。

 

早起きをする、靴を揃える、日記をつけるといった習慣は、すべて「どう行動するか」です。

 

でも実は、行動となって現れる前に、「どうインプットするか」「どう言語化するか」「どう考えるか」というプロセスを経ているのです。

 

よって、「行動習慣」を変えるには、その前に「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」を変える必要があります。

 

更には、「錯覚習慣」で思い込みの力を利用し、「自分はできる」という「確信習慣」を身につける事で、強力な「行動習慣」をつくり上げる事ができます。

 

これらの習慣を意識しなければ、行動習慣も長続きせず、挫折しやすくなるという事です。

 

もちろん、「行動習慣から変える」という方法もあります。

 

「まずは小さな習慣から始める」というのは、このやり方です。

 

ただしその場合も、「行動した事によって、何を見聞きしたり感じたりしたか」(受信習慣)、「行動を通してインプットした事を、どのように頭の中で言語化したり、どんな言葉として口に出すか」(言語習慣)、「行動した結果、考え方がどう変わったか」(思考習慣)というプロセスを辿らないと、いったん始めた行動を長続きさせる事はできません。

 

そして、どのように「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」をつくり上げるかは、脳の性質が大きく関わってきます。

 

まずはその事をしっかりと理解して下さい。

 

タイトルとURLをコピーしました