他人に対しても自分に対しても、いつもダメ出しをしてしまう人がいます。
人に対する文句や愚痴が止まらない。
気が付いたら人の愚痴を言っている。
もっとひどい場合は、自分で悪口を言っている事に気が付かない。
人から指摘されて「え?私ってそんな悪口言っている?」とまったく自覚がありません。
悪口を言うと緊張のホルモンが分泌されてしまうので、想像力のホルモンがあまり分泌されません。
だから「お金を貯めるアイディアが浮かんでこない」となってしまいます。
アイディアが浮かばないから、「あ、失敗しちゃった」という結果になってしまいます。
更に、悪口やダメ出しは脳の直観力の部位の働きを妨げます。
だから、何をやっても裏目、裏目に出てしまって、「いつも損してばかり」という流れになってしまいます。
「だったら、自分が思った事の逆をやってみよう」と思っても「やっぱり、自分が選んだ方が貧乏くじだ」となってしまいます。
この‘‘ダメ出し体質’’を変える事で、直観力が上手く働くようになり、「お金がどんどん溜まっていくぞ!チャンスが巡ってきたぞ」となっていきます。
その方法は「ダメ出しは貧乏神センサー」というテクニックです。
1つの巣に住むアリは2:6:2の割合で「働くアリ」と「働いているフリをするアリ」と「働かないアリ」に分かれていると言われます。
その中から働くアリだけを抜き出して新しい群れをつくるとどうなるでしょうか?
普通に考えれば働くアリだけの優秀な群れになりそうですが、不思議な事に、そこでも自動的に2:6:2に分かれるそうです。
働くアリはいつも働いていて、ストレスが溜まらないのでしょうか?
横を見れば働くフリだけのアリや、あからさまにさぼっているアリがいるのに、腹が立たないのでしょうか?
私は、脳のネットワークを通じて、働いているアリのストレスを働かないアリが処理すると考えています。
働いていないアリは、何もしていないのに脳のネットワークを通じてストレスを負わされてしまうのです。
これと同じように、「ラッキーな人」と「貧乏くじを引いちゃう人」という割合も決まっています。
悪口を言いたくなるような相手は「貧乏神」です。
なぜなら、その人の悪口を言わされる事で直観力が働かなくなるからです。
悪口を言いたくなったら、「貧乏神」と頭の中で叫んで、「触らぬ神に祟りなし」とその人を避けましょう。
自分に対してダメ出しをしたくなった場合も、「過去の貧乏神」と頭の中で叫んで、ダメな自分から離れるようにします。
悪口に塗れる事なく直観力が使えるようになり、「ラッキー!」が起きる体質に変わっていきます。