幸せになれない理由

 

自己肯定感が低い人が幸せをつかみにくい理由の1つは、ずるい人を引き寄せ、なめられ、利用されやすいからです。

 

特に、幼少期に親からの愛情が乏しかったという原体験のある人は、大人になってからも愛情飢餓感が強く、自分を褒めてくれる人、自分を必要としてくれる人を誰でも信用してしまう傾向があります。

 

そんな「自己肯定感が低い人」を、ずるい人間は放っておきません。

 

学生時代の先輩後輩よろしく、舎弟扱いされ、都合よく利用されてしまいます。

 

しかも本人は、利用されている事を「認めてもらっている」と勘違いします。

 

会社では雑用を頼まれる、残業や休日出勤を半ば強制される。

 

タバコや缶コーヒーを買いに行かされる。

 

休日でも、ゴルフコンペの運転手として駆り出される、引越しの手伝いをさせられる。

 

プライベートでも、町内会の役員を押し付けられる、PTAや子供会の雑務をやらされる・・・。

 

また、愛情飢餓感が強い人は、相手の歓心を買おうと、不必要に奢ったりプレゼントしたりします。

 

お金を振る舞って気前の良さをアピールし、自分の周囲に人を集めようとします。

 

彼らは、相手との距離感がつかめず、時間をかけて相手との関係を築く方法も分からないので、相手に媚びて自分を安売りする行動に出ます。

 

しかしその結果、おべっか使いばかりが集まってしまいます。

 

そしてお金というメリットを失えば、サーっと潮が退くようになくなります。

 

金の切れ目は縁の切れ目で、ずるい人はまた別のターゲットを探すというわけです。

 

彼らは、その人の財布だけが目的です。

 

その人の自己愛の強さを知り、自分を安売りする事をわかっています。

 

自己肯定感が低い人は、いじめグループやママカーストなどでも標的になります。

 

歪んだグループでは、メンバーの自尊心を満たすための道具にされてしまいます。

 

グループのメンバーにとって都合よく、利用しがいがある人、いじりがいがある人、格下扱いができる人物が「自己肯定感が低い人」です。

 

そして周りから嫌われるのを恐れる「自己肯定感が低い人」は、そんなずるい人たちの言いなりになってしまいます。

 

これはつまり奴隷と同じです。

 

普通の社会人であれば、親族や学生時代の友人などを除き、人間関係を損得で選びます。

 

例えば悩みを打ち明け合えるというのも、1つの得だと思います。

 

つまり金銭面だけでなく、自分の人生にとって発展的貢献につながるかどうかという意味での人間関係の選択です。

 

しかし「自己肯定感が低い人」の損得とは、自分が好かれるかどうか、嫌われないかどうかという判断軸しかないから、人間関係を間違えます。

 

彼らにとっては、相手の発する言葉は嘘でもお世辞でも良く、自分の人生にメリットがある人なのかを考えるとか、自分を利用しているだけではんばいかという疑うという発想がないのです。

 

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