自己肯定感が低い人は、自分の価値観や人生をポジティブに捉える事ができません。
前向きになろうとしても、思考が堂々巡りで最後はネガティブになり、「やっぱり無理・・・」となってしまいます。
そんな人こそ、自分の主義主張や思いなど、考えた事を吐き出す場をつくる事です。
特に、ネガティブな感情は思考のアカとなって脳内に蓄積していきます。
自分とは違う主義主張を許せないのも、内にこもった鬱屈した固定観念が、脳にこびりついてより強固にされていくからです。
そこで、苦悩を内にこもらせず外に出す事で、自分の思考のアカをはがしていくのです。
表現する手段をもつと、そこで自分の思考を発散してなおかつ客観視できるため、自分が捉われている固定観念に気付く事もできます。
実際、生き生きしている人は、「自分を発表する場」を持っています。
例えば芸能人がどんなにスケジュールがハードでも過労死といったニュースになりにくいのは、やはり自己表現を仕事としているからではないでしょうか?
また、作家や講演家、画家、漫画家といった人達も、自分を表現する仕事です。
今の自分が持っているイメージやアイデアを表現する。
そうやってどんどんアウトプットする事で、今までの思考を過去のものとしていくため、新しい視点を取り入れる事ができるのです。
いわば自己表現とは呼吸のようなもので、古い二酸化炭素を吐き出すからこそ、新鮮な酸素を吸う事ができるのです。
思考や価値観も同様に、古いそれらを外に出していけば、新しいものの味方や考え方を吸収するスペースができるようになります。
それには「日記を書く」という方法もありますが、誰も反応してくれる人がいないクローズドなものより、ブログやメルマガのように見てくれる人がいるネットメディアの方が適しています。
例えばブログで自分の思いをつづっていると、あなたの意見に賛同したり共感したりする人が出てきます。
それは自分の考え方への自信となり、「自分の主張を表現してもいいんだ」という安心感となります。