質問力

 

ほとんどの人は自分の事を語るのが大好きだし、教える事も好きです。

 

だから、自分が知っている事で話題を振るのではななく、相手の事を聞く事です。

 

そうすれば自分がしゃべらなくても、相手が喋ってくれます。

 

つまり会話が苦手で口下手な人は、ずばり「質問力」を高める事です。

 

そもそも、質問する側が会話の流れを作ります。

 

そして、良い質問を良いタイミングで投げかける事ができれば、相手から信頼されます。

 

なぜなら、上手な質問をする事は、「相手の承認欲求を満たしてあげる事」でもあるからです。

 

だから雑談における質問での重要な点は、「相手がしゃべりたい事、言いたい事を聞く」という事です。

 

それは大抵相手が自慢したい事なので、「以前、社内MVPを連続して取られたんですよね」「秘訣を教えて下さい」とか、相手が詳しい事について「凄くお詳しいですよね」とか、相手のこだわりについて「どうしてですか?」などと聞く事です。

 

その話題は、相手の過去から現在に向かって聞く方が、相手も答えやすくて盛り上がります。

 

例えば「将来ご引っ越しのご予定は?」などと言われても、未来の事は返答に迷いますが、「いつから東京にお住まいですか?」と過去の事を聞けば、相手もストレスなく答えられます。

 

また、事実情報を聞く事に偏らず、「相手のこだわり」、つまりその動機や背景を聞く事も、相手が気分よくしゃべってくれる促進剤になります。

 

バーティーなどで初対面の相手と名刺交換した時も、「元々このお仕事をされていたんですか?」「いえ違うんです」「どうしてこの仕事を選ばれたのですか?」と、過去の事実を聞いて、更に動機や背景に切り込むと、会話が長続きします。

 

注意点としては、相手があまり考えなくても答えられる質問、相手があまり迷わずに答えられる質問を心がける事です。

 

また、おそらく相手が今まで何度も聞かれているであろう質問や、ちょっと調べればわかるような質問も避ける必要があります。

 

更に、質問した帰ってきた答えに対し、「いや、それはちょっと違うと思うよ」などと否定的な反応もしないよう注意が必要です。

 

人は誰でも、自分の事を否定する人に反発しますし、良い気分にはしないものです。

 

なのでどのような回答であっても、まずはいったん「そうですね」などと肯定してあげる事が必要です。

 

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