外向と内向

 

あくまで一般論ですが、外向型の人は問題の処理スピードは速いものの、複雑で難易度の高い課題にじっくり取り組むのは苦手な傾向があります。

 

一方、内向型は、時間はかかるものの簡単には諦めず、課題に集中し注意ぶかく課題に当たろうとします。

 

精神的に自立していて落ち着きがあり、問題解決能力も高い傾向があります。

 

また、内向型は一般的には想像力が高いと言われており、だからクリエーター職にも内向型が多いのだと思います。

 

仕事でもプライベートでも、内向型は単独作業など孤独を好むのですが、孤独は革新の触媒となる事が多く、これは大きな長所と言えます。

 

例えばブレインストーミングは、何人かでアイデア出しをする時に行われますが、実はあまり効果がなく、個人でアイデアを出した方が手段よりも数・質とともに圧倒するという事が、各種の調査で明らかになっています。

 

集団であるゆえに、自分の意見がどう評価されるかというある種のプレッシャーが生まれる上、人によっては誰かに任せようという放棄姿勢や流されるという側面があるなど、良いアイデアには繋がらないからだそうです。

 

そしてもちろん、人数が増えれば更に効果は落ちる事になります。

 

つまり単独作業の方が、創造性や独創性との結びつきが強いのです。

 

こうした内向型人間の特徴を踏まえると、積極的に売り込まなくても自分をアピールでき存在感を示せるような、専門性を追求する生き方があっていると言えると思います。

 

研究開発にしろ分析にしろ、専門分野で社内ナンバーワン、業界ナンバーワンであれば、相手方から問い合わせが来るからです。

 

もっと卑近な例で言うと、例えばパワーポイントの使い方は誰よりも詳しいとか、労働法の知識は誰よりも豊富で、周囲があなたに聞きに来る、といったイメージだと分かりやすいと思います。

 

付き合いが悪くても、ランチはいつも1人ぼっちでも、話の輪に入れなくても、相手に対し「にこやかに対応する」といった点だけは意識すれば、社内で孤立するような事はありません。

 

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