自分の考え、意見に反対されるといい気持ちにならないのは誰でもそうですが、だからといって感情的になって口論したり、自分の人格まで否定された・嫌われたと勘違いして落ち込むのは筋違いです。
考えや意見に正しいとか間違っているとかいう基準が存在すると思っている事がそもそもの間違いなのです。
立場が変われば考え方も変わりますし、角度が変われば意見も変わります。
正解は人の数だけ存在します。
絶対的に正しい意見なんてないのですから、「あなたの意見にも一理あるし、私の意見にも一理ある」というスタンスでいいのです。
無理に相手を説得する必要はないですし、どちらが正しいのか白黒はっきりさせる必要もないのです。
価値観は互いに認め合うものであって、否定し合うものではありません。
それに、他人の反対意見を素直に聞き入れられない性質はあなたの人生にも損害を与えます。
ちょっと反対しただけで怒ったり落ち込んだりする人には、なかなか他人が意見をくれなくなり孤立してしまいます。
そうすると、独りよがりの偏った考えになってしまいます。
「あなたの意見に反対です」というのは「あなたの意見に反対です」という意味であって、それ以上でもそれ以下でもない事を意識しておいて下さい。
「あなたの意見に反対です」を「あなたの事が嫌いです」と取り違えてしまう人がどうも多いように感じます。
意見は意見です。
あなたはあなたで関係ありません。
人格と意見は切り離して考えて下さい。
反対意見も素直に聞き入れ、相手の立場にたってものを考えられる、自分の価値観と違った価値観も認められる、そんなカッコイイ、余裕のある人間を目指して下さい。