いつも「いい人」を演じる事で、いつの間にか自信がなくなり、それにつれて自己主張が苦手になり、挙句の果てには、他人の評価ばかり気にする毎日を送ってしまう・・・。
こうして相手次第の日々を送る事で、あなたという個性はどんどん失われていき、やがて生きる事自体を窮屈に感じてしまうのだと思います。
しかしこれを逆に考えると、個性を発生する事ができれば「いい人」をやめて本来の自分で生きられるという事もできます。
たしかに、本当の自分をさらけ出して生きようと覚悟を決めると、自分の弱い部分も他人に見せる事になりますから、肩肘張らずに人を頼っていいんだという聞き直りに似た感覚が生まれます。
「自分をさらけ出す」
これが、自分の個性を発揮するという事です。
自分の好き嫌いをきちんと表明する。
嫌な事は嫌なんだと、はっきり伝える。
自分が辛い事を、本当に辛いんだと告白する。
これらの行動を、どれも「立派でない事」「情けない事」のように思うかも知れませんが、実際にやってみると、その逆だという事に気付くはずです。
急に変わったあなたを見て、最初は周囲も驚くかもしれません。
しかい大抵の場合、やがてあなたの事を理解し、尊重し始める事に気付くと思います。
そして、きちんと自分をさらけ出せた自分を確認した事で、あなたの中に自信やパワーが湧いてくるはずです。
自信にあふれるポジティブな自分が出てくると、人間関係にも少なからず変化が表れます。
あなたが「好き嫌い」をきちんと表明する事で、自然と同じようなフィーリングを持つ人たちが周囲に集まってきます。
共通の趣味や価値観を持つ人と出会うようになり、人生のサイクルが思う方向に向かって動き出すのです。
この鍵を握るのは、まず自分の感情に素直になれるかどうかです。
自分が素直に、今この瞬間に感じている事を自然体で相手に伝える事ができた時、自分も無理しない、相手も無理しない、お互いに心地良くいられる人間関係のバランスが出来上がります。
つまり、あなたが形ばかりでない本音の人間関係を構築したければ、まずあなたから自分をさらけ出す事が鉄則なのです。