時間を費やすべき所

 

孤独をネガティブにとらえる人は、他人に嫌われる事を極端に恐れます。

 

「人は1人では生きていけない」「人間は社会的な生物である」と信じて疑わず、友達を大切にしようとします。

 

もちろん、それがいけないという事ではなく、それはそれで重要な事ではありますが、そのために自分を曲げて神経をすり減らして生きていては、やがて自分を追い詰めてしまいかねません。

 

そこでもし、「孤独は避けなければならない」「人から嫌われてはいけない」と考え、人間関係に窮屈さや生きづらさを感じている人は、「人から嫌われて仲間はずれにされたら、本当に生きていけないのか?」を具体的に考えてみる事です。

 

そもそも、よほど周囲に毒を吐きまくっている人でない限り、全員から嫌われる事はありません。

 

あなたも自分の職場やママ友グループを見渡した時、好きでも嫌いでもない、特定の評価を抱いていない人はいると思います。

 

つまり、自分からあえて他人を攻撃するような事をしなければ、好かれる事はなくても嫌われる事もないのです。

 

だからまずは、「いたずらに他人を否定・批判・非難しない」という原則を守る。

 

それは見て見ぬフリをするとか、迎合するという事ではなく、「自分はこう考えるけど、そういう考えもあると思うよ」と、相手の意見を尊重するという事です。

 

そういう姿勢を持てば、後は自然体で自分を出していいのです。

 

自分らしく本音で振る舞って、空気の読めない人と思われたら嫌だとか、つき合いづらいと仲間はずれにされるのが怖いと思っている人は沢山います。

 

でも、本当の自分を出して嫌ってくる相手なんて、友達と呼べるのでしょうか?

 

そういう人と一緒に居る事に、いったいどういう意味があるのでしょうか?

 

自分が本当の相手を受け入れて、相手も本当の自分を受け入れてくれるという関係こそが友達のはずです。

 

そしてそういう相手なら、一緒に居て心地いいし、お互い黙っていて沈黙があっても、豊かな気持ちでいられます。

 

自分を飾らず、我慢せず、見栄を張らず、自然体でつきあえます。

 

だから、そういう人を大切にし、そうでない人に割く時間を減らし、大切な人へ注ぐ事です。

 

人生は長いようでいて短い。

 

どうでもいい人に費やす時間などはないのです。

 

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