チャレンジしない日本人

 

皆さんに質問です。

 

「コインを投げて、表が出れば、1万円がもらえます。しかし、裏が出れば、5000円を支払ってもらいます。勝負は1回。チャレンジしますか?」

 

おそらく、この条件では、「しない」と答えた人も多いのではないでしょうか?

 

でも安心して下さい。

 

実際に、この条件でゲームにチャレンジする人はかなり少数です。

 

なぜならば、人間は本能的に「損失を回避したい」という気持ちの方が「何かを得られる」という気持ちよりも大きくなるからです。

 

けれど、合理的に考えると、期待値はプラスになるので、チャレンジした方が得です。

 

ちなみに、外国と比べて、日本人の方がチャレンジしない割合が大きいそうです。

 

国民的に「損失を回避したい」という傾向が強く現れるのです。

 

損するリスクを冷静に直視した上で、貯め込んだお金や、自由な時間を、少しでも未来のために投じるのです。

 

これからの日本では、「希望を最大化する人たち」と「失望を最小化する人たち」、つまり「動く人」と「動かない人」の格差が、更に広がっていきます。

 

ところが、前者の考え方を持つ人たちに対して、「イタイ人」だとか「意識高い系」と揶揄する人も多いのが今の日本です。

 

「失望を最小化する人たち」は、嫉妬の感情が大きいため、自分の水準まで他人を引きずり下ろそうとしてくると思います。

 

嫉妬などの負のエネルギーは連鎖していくので、「チャレンジするのが怖い」「恥ずかしい」などと社会全体の不活性化につながっていってしまうのです。

 

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